御殿場バイパスとは? わかりやすく解説

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御殿場バイパス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/15 16:55 UTC 版)

一般国道
御殿場バイパス
国道138号バイパス
路線延長 8.690 km
制定年 1980年昭和55年)
開通年 1980年(昭和55年)12月13日 - 2021年令和3年)4月10日
起点 静岡県御殿場市水土野
終点 静岡県御殿場市深沢
接続する
主な道路
記法
国道138号須走道路
新東名高速道路
国道469号御殿場バイパス
国道246号裾野バイパス
東名高速道路
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路
御殿場バイパス
国道246号との分岐)
静岡県御殿場市茱萸沢

御殿場バイパス(ごてんばバイパス)は、静岡県御殿場市にある国道138号バイパスである。

概要

1993年平成5年)までに開通した区間と、2021年令和3年)までに開通した西区間からなる[1]

1993年までに開通した区間

第4工区一般部・第5工区・第6工区が該当し、東名高速道路と接続する[1]

対応する旧国道138号の区間は、静岡県道401号・神奈川県道736号御殿場箱根線である。御殿場市東山の東山湖の脇にある東山トンネルは、隣接地にある秩父宮家別邸の住環境を守るためのものである。[要出典]

御殿場バイパス(西区間)

東富士五湖道路(1989年全通)・須走道路と共に、中央自動車道新東名高速道路等とを接続させる役割を担う道路である。旧道の一部区間は静岡県道418号須走御殿場線となっている。

従来、観光シーズンになると、須走IC - 御殿場市街の国道138号は地域交通と観光交通が混在するため、渋滞が慢性化していた。このため、東富士五湖道路と東名高速道路を接続する都市計画道路(御殿場バイパス(西区間)および須走道路)が事業化された。水土野ICからぐみ沢ICの間は自動車専用道路として、中央自動車道から新東名高速道路までを東富士五湖道路・須走道路・御殿場バイパス(西区間)の自動車専用道路を介して接続するものとした[1]。西区間は第3工区と第4工区が対応するが、第3工区は自動車専用道で新設されたの対し、第4工区は一般部が1980年(昭和55年)に暫定2車線で開通した区間である[1]

中部地方整備局の事業評価資料(2017年5月)によると、総事業費は296億円。また、同資料によると、2016年度時点での用地進捗率は約93 %、事業進捗率は約28 %である。

2021年令和3年)4月10日に開通した。同日には須走道路須走口南IC - 水土野IC・新東名高速道路新御殿場IC - 御殿場JCT国道469号御殿場バイパス第1工区・静岡県道406号仁杉柴怒田線も開通した[2]

路線データ

  • 起点 - 静岡県御殿場市水土野(水土野インターチェンジ[1]
  • 終点 - 静岡県御殿場市深沢
  • 延長 - 8.690 km[1]
    • 第3工区 - 2,850 m
    • 第4工区 - 1,450 m
    • 第5工区 - 2,220 m
    • 第6工区 - 2,190 m
  • 幅員 - 20.50 m(完成形・第3工区)、25.00 m(完成形・第4工区)、12.50 m(暫定形・第4工区)[1]
  • 規格
    • 第3工区 - 第1種第3級・自動車専用道[1]
    • 第4工区 - 第1種第3級(専用部)、第3種第1級(一般部)[1]
  • 設計速度 - 80 km/h(西区間)[1]
  • 車線数 - 完成4車線[1]

歴史

路線状況

主要構造物

  • 柴怒田橋 - 第4工区・橋長61.0 m[9]
  • ぐみ沢高架橋 - 第4 - 5工区・橋長1299.0 m(未供用)[9]
  • ぐみ沢IC OFFランプ橋 - 第4工区・橋長302.7 m[9]
  • ぐみ沢IC ONランプ橋 - 第4工区・橋長310.5 m[9]
  • 富士見高架橋 - 第5工区・御殿場線を渡る・橋長288.5 m[1]
  • 東山トンネル - 第6工区[1]

交通量

2005年度平日24時間交通量[10]

  • 静岡県御殿場市二枚橋 : 21,824台

地理

通過する自治体

交差する道路

本線

工区 施設名 接続路線名 備考 所在地
国道138号須走道路
第3工区 水土野IC 静岡県 御殿場市
仁杉JCT 連絡路
ぐみ沢IC交差点 国道469号御殿場バイパス ぐみ沢IC - 萩原北交差点間の本線部は計画中[9]
ぐみ沢上交差点 県道401号御殿場箱根線
第4工区
萩原北交差点 国道246号裾野バイパス
第5工区
市役所北交差点 県道394号沼津小山線県道78号御殿場大井線
第6工区 御殿場IC第二入口 E1 東名高速道路御殿場IC第二出入口[注釈 3]
石橋交差点 E1 東名高速道路御殿場IC第二出入口[注釈 4]
深沢西交差点 県道401号御殿場箱根線
国道138号 小田原箱根方面

連絡路

施設名 接続路線名 備考 所在地
仁杉JCT 本線 静岡県 御殿場市
新御殿場IC料金所 静岡県道406号仁杉柴怒田線との相互利用は不可。
E1A 新東名高速道路

脚注

注釈

  1. ^ あわせて須走道路の第1 - 2工区も都市計画決定
  2. ^ あわせて須走道路の第1 - 2工区も都市計画変更
  3. ^ 東京方面の入口のみであり、名古屋方面へは旧道を経由し、第一出入口を利用する。
  4. ^ 東京方面の出口のみであり、名古屋方面へは旧道を経由し、第一出入口を利用する。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s 国道138号須走道路・御殿場バイパス” (PDF). 国土交通省中部地方整備局沼津河川国道事務所 (2017年3月). 2023年3月30日閲覧。
  2. ^ 新東名高速道路と国道138号バイパスが2021年4月10日(土)に開通します! 〜観光・物流を支えるネットワークがさらに広がります〜 〜国道469号バイパス、県道仁杉柴怒田線も開通します〜” (PDF). 中日本高速道路国土交通省中部地方整備局沼津河川国道事務所・静岡県 (2021年2月19日). 2021年2月19日閲覧。
  3. ^ 同日、建設省告示第1905号
  4. ^ 同年3月20日、建設省告示第690号
  5. ^ 同年3月29日、建設省告示第852号
  6. ^ 同日、建設省告示第772号
  7. ^ 同日、建設省告示第892号
  8. ^ 同日、建設省告示第1586号
  9. ^ a b c d e 国道138号 須走道路・御殿場バイパス(西区間)(仮称)須走南IC〜(仮称)ぐみ沢IC間 令和2年度 開通予定』(PDF)(プレスリリース)国土交通省中部地方整備局沼津河川国道事務所、2019年10月11日https://www.cbr.mlit.go.jp/numazu/cms/news/logs/20191011092548/20191011092548.pdf2021年4月10日閲覧 
  10. ^ 平成17年度道路交通センサス

関連項目

外部リンク

  • いふWeb - 国土交通省 中部地方整備局 沼津河川国道事務所

御殿場バイパス(西区間)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/18 23:07 UTC 版)

「御殿場バイパス」の記事における「御殿場バイパス(西区間)」の解説

観光シーズンになると、須走IC - 御殿場市街の国道138号地域交通観光交通混在するため、渋滞慢性化していた。このため東富士五湖道路東名高速道路接続する都市計画道路(御殿場バイパス(西区間)および須走道路)が事業化された。水土野ICからぐみ沢ICの間は自動車専用道路として、中央自動車道から新東名高速道路までを東富士五湖道路須走道路・御殿場バイパス(西区間)の自動車専用道路を介して接続するものとした。西区間第3工区第4工区対応するが、第3工区自動車専用道新設されたの対し第4工区1980年昭和55年)に暫定2車線開通した区間である。 中部地方整備局事業評価資料2017年5月)によると、総事業費296億円。また、資料によると、2016年度現在の用地進捗率は約93 %、事業進捗率は約28 %である。 2021年令和3年4月10日開通した同日には須走道路須走口南IC - 水土野IC新東名高速道路新御殿場IC - 御殿場JCT国道469号御殿場バイパス第1工区静岡県道406号仁杉柴怒田線開通した

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