巴川発電所
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日英水電2番目の水力発電所は巴川発電所という。愛知県東加茂郡盛岡村大字四ツ松(現・豊田市四ツ松町、地図)に位置する。1914年(大正3年)2月水利権取得、1915年5月起工と進み、1916年2月に運転を開始した。 矢作川支流巴川から取水する発電所で、下流側に名古屋電灯巴川発電所(現・盛岡発電所)の取水口が位置する。発電所出力は1,500キロワット。ボービング製フランシス水車と芝浦製作所製三相交流発電機を各1台備え、送電線は浜松近郊の野口変電所に至る亘長約66キロメートルの33キロボルト送電線が接続した。 巴川発電所は東京電灯や中部配電を経て中部電力が継承。日英水電時代からの発電所建屋や水車・発電機は1988年(昭和63年)の改修まで使用された。
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巴川発電所
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位置:北緯35度6分19.4秒 東経137度19分7.9秒 / 北緯35.105389度 東経137.318861度 / 35.105389; 137.318861 (盛岡発電所) 小原発電所に続く水力発電所である巴川発電所は、東海電気が着工して名古屋電灯が工事を引き継いだもので、1908年(明治41年)2月11日に運転を開始した。矢作川の支流巴川を利用する発電所で、所在地は愛知県東加茂郡盛岡村大字戸中(現・豊田市戸中町)。 発電所出力は750kW。設備はエッシャーウイス製フランシス水車と芝浦製作所製750kW三相交流発電機(電圧3,300ボルト・周波数60ヘルツ)各1台の組み合わせで、11キロボルト (kV) への昇圧用変圧器も設置する。発生電力は初め愛知郡千種町(現・名古屋市千種区)の千種変電所へと送電したが、浜松方面に供給する日英水電が巴川発電所の出力全部を2年契約で買い取ることとなり、同社の浜松送電線完成を待って1914年1月より供給を開始した。その後関西電気成立時点では、途中で熱田発電所と連絡しつつ22kV送電線にて知多半島方面へと送電していた。
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