峰香【ホウコウ】(果樹)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第8291号 |
登録年月日 | 2000年 9月 5日 | |
農林水産植物の種類 | さるなし | |
登録品種の名称及びその読み | 峰香 よみ:ホウコウ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 佐藤一男 | |
品種登録者の住所 | 山形県西村山郡西川町大字入間297番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 佐藤一男 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「光香」の自然交雑実生から育成されたものであり,果形が倒卵形,果実の大きさがかなり小の育成地(山形県西村山郡西川町)では10月上旬に成熟する品種である。花性は雌,樹の大きさは大,樹勢は強である。新梢葉腋のアントシアン着色は弱,新梢毛じの密度はかなり密,熟梢の太さは中,色は明褐色,皮目の多少は多,冬芽開口部の大きさは小,葉柄痕の深さは浅凹,髄の隔片密度は極密である。若葉葉身の形は長楕円形,先端の形は突形,表面の色は緑色である。成葉の大きさはやや大,葉形指数は小,表面の凸凹の状態及び表面の緑色の濃さは中,葉柄比率はやや大,葉柄のアントシアン着色は弱である。花穂の着生数はやや多,花芽着生開始の節位は中間部,蕾のアントシアン着色は中,花の大きさはやや小,花弁の長さはやや短,形はやや大,基部のくびれはくびれない,湾曲はカップ状,重なり具合は重なる,多弁花の多少はかなり少である。花弁の色は緑白色,花柱の姿勢は斜立,子房の形は楕円形である。果形は倒卵形,最大横径部分は赤道部,果実のくびれは無,扁平率はやや小,果頂部の形は突,果実の大きさはかなり小,果皮の色は緑色,果実表面の毛じの密度は無~極粗,果梗の長さはかなり短,太さは中,相対果梗長は小である。種子外側の果肉色は濃緑色,周辺の果肉色は緑色,果心の形は楕円形,色は緑白色,甘味はかなり高,酸味はかなり低,香気は有,子室数は中である。開花期は中,成熟期は中で育成地においては10月上旬,追熟の必要性は無である。「光香」と比較して,熟梢が太いこと,果形が倒卵形であること,最大横径部分が赤道部であること等で,「月山系」と比較して,花芽着生開始の節位が中間部であること,扁平率が大きいこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成3年に育成者のほ場(山形県西村山郡西川町)において,「光香」の自然交雑種子をは種,その実生の中から選抜,以後,増殖を行いながら山形県寒河江農業改良普及センターの協力を得て特性の調査を継続し,8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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