小松原道太郎とは? わかりやすく解説

小松原道太郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/30 01:36 UTC 版)

小松原道太郎
生誕 1886年7月20日
日本 神奈川県
死没 (1940-10-06) 1940年10月6日(54歳没)
日本 東京府東京市牛込区
(現・東京都新宿区
所属組織 大日本帝国陸軍
軍歴 1905年 - 1940年
最終階級 中将
墓所 護国寺
テンプレートを表示

小松原 道太郎(こまつばら みちたろう、1886年明治19年)7月20日 - 1940年昭和15年)10月6日)は、日本陸軍軍人。最終階級は陸軍中将

経歴

神奈川県横須賀市出身[1]海軍工廠技師・小松原五良の長男として生れる。東京陸軍地方幼年学校中央幼年学校を経て、1905年11月、陸軍士官学校(第18期)を卒業。翌年6月、歩兵少尉に任官し歩兵第34連隊付となる。1909年から翌年にかけてロシア語研究のためロシアに派遣。参謀本部付勤務、青島の戦い出征を経て、1915年12月、陸軍大学校(第27期)を卒業した。

歩兵第34連隊中隊長、参謀本部付勤務、参謀本部員、参謀本部付(欧州・対ソ諜報)、ロシア大使館付武官補佐官、参謀本部員、陸大専攻学生、陸大教官、ソ連大使館付武官、参謀本部付、歩兵第57連隊長、関東軍司令部付(ハルピン特務機関長)などを歴任し、1934年8月、陸軍少将に進級。

参謀本部付、歩兵第8旅団長、近衛歩兵第1旅団長、第2独立守備隊司令官などを経て、1937年11月、陸軍中将となった。1938年7月7日、第23師団長(- 1939年11月6日)に親補されハイラルに駐屯。「外蒙古兵700名が不法越境してきたので、師団の一部と満州軍で撃滅する」と打電しノモンハン事件のきっかけとなった。第23師団は壊滅的な打撃を受けた。

戦後に小松原は、犠牲者の多さに責任を感じ負傷兵や遺族の対応に心を尽くす一方で、第23師団捜索隊を指揮した井置栄一中佐に自殺を強要した。1939年11月に関東軍司令部付さらに参謀本部付を経て、1940年1月に予備役に編入された。胃がんを患っていることが判明し東京帝大病院から陸軍軍医学校に転院され10月に病死した[2]

2011年12月、黒宮広昭インディアナ大教授は、日本とロシアの公文書などを基に、小松原がソ連のハニートラップに引っかかり、ソ連の対日情報工作に協力するスパイだった可能性が大きいと発表した。ハルビン特務機関長時代には多くの機密情報がソ連側に漏えいした形跡があるという。なお、同様の説は以前からロシアの研究者などが唱えていた[3]

親族

  • 弟 小松原遡郎(陸軍大佐

脚注

  1. ^ 『日露年鑑 昭和8年版』日露通信社、1933年、13頁
  2. ^ 『ノモンハン〈4〉教訓は生きなかった』朝日新聞、1994年。ISBN 4022610042 
  3. ^ “小松原師団長はソ連のスパイ?=ノモンハン事件で新説”. 朝日新聞. (2011年12月8日). オリジナルの2012年3月2日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120302204931/http://www.asahi.com/international/jiji/JJT201112080100.html 2019年2月6日閲覧。 

参考文献

  • 秦郁彦編『日本陸海軍総合事典』第2版、東京大学出版会、2005年。
  • 福川秀樹『日本陸軍将官辞典』芙蓉書房出版、2001年。
  • 外山操編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。

関連項目


小松原道太郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 20:16 UTC 版)

虹色のトロツキー」の記事における「小松原道太郎」の解説

第23師団長。満蒙国境紛争が起こると3個連隊編制師団率いて出動ノモンハン事件の際に主力となるも、ソ連軍機械化師団攻勢前に壊滅的な被害を受ける作中ではウルジンの言を受け入れ興安支隊後方下げ指示を出す。

※この「小松原道太郎」の解説は、「虹色のトロツキー」の解説の一部です。
「小松原道太郎」を含む「虹色のトロツキー」の記事については、「虹色のトロツキー」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「小松原道太郎」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「小松原道太郎」の関連用語

小松原道太郎のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



小松原道太郎のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの小松原道太郎 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの虹色のトロツキー (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS