対戦以外で実現した場面
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/11 02:03 UTC 版)
神奈川大会決勝、明訓高校対白新高校戦では、『野球狂の詩』の東京メッツの岩田鉄五郎と五利一平監督が観戦。この2人は甲子園の準決勝及び決勝も観戦した。回想シーンとしてだが、ルーキー時代の王貞治に現役のバッテリーとして対戦するくだりも描かれた。 千葉県大会決勝、青田高校対クリーンハイスクール戦では、中西球道の応援に、同じく『野球狂の詩』の水原勇気が応援に駆けつける。またこの時水原と偶然居合わせたのは、球道の中学~高校野球時代にかけてのライバルたちだった。試合中、左腕を負傷した中西は、9回裏、影丸の背負い投法を打ち返してサヨナラホームランを放つも、その激しい衝撃で気絶。1塁に向かう途中でグラウンドに倒れかけた中西を影丸が支えた。ベンチから飛び出してきた大下監督に、主審は「(中西を背負って)ダイヤモンドを1周されてはどうですか」と提案し、大下は涙ながらに中西を背負いながらサヨナラのホームインを果たす。 『男どアホウ甲子園』の藤村甲子園が、祖父の球乃進と共に甲子園球場のグランド整備員をしている。素性が明らかになる前、岩鬼と一触即発となるが、雰囲気と睨みでたじろがせ、「えらい迫力ある整備員や」と言わしめた。また、山田にも後に「やはり並外れた人だ、藤村甲子園という人は…」と言わせている。藤村は『一球さん』にも登場して、甲子園球場で南波対巨人学園の試合を観戦しているが、この時はその身の上について詳しくは語られず、「プロ(阪神)入り3年目に史上最速の時速165キロを記録するが、その一球と同時に肩を故障、引退した」という設定は、『大甲子園』で初めて明かされた。また同・東海の竜こと神島竜矢が、何故か竜監督の名で南波高校の監督を務めている。 同じく『男どアホウ甲子園』の南波ナインのひとりで、『一球さん』では真田一球の養父だった左文字が甲子園に顔を出している。巨人学園の元監督であった「豆タン」こと岩風五郎は大甲子園には顔を出さなかった。 開会式では、通天閣高校の坂田三吉(『ドカベン』)が、前年度優勝校キャプテンとして優勝旗返還のために行進している。 『一球さん』の神宮高校・五味が、巨人学園三球士の1人である堀田を探して甲子園まで連れていき、堀田はギリギリで3回戦の明訓戦に間に合う。 光高校の荒木新太郎(『ダントツ』)が、里中とそっくりだと話題になり、生き別れの兄弟ではないかとふたりを探る記者まで現れる。 『ドカベン』で、山田たちの3年春のセンバツで対戦した岩手県代表・花巻高校が登場。エース太平洋が山田に「春の借りは返す」との発言をしているため、時間軸的には本作は『ドカベン』の直接の続編ということになる。花巻高校は準決勝まで進出したが、明訓高校最後の対戦校の座は紫義塾に譲ることになった。
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