安治川トンネルとは? わかりやすく解説

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安治川トンネル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 14:32 UTC 版)

大阪市の公営渡船」の記事における「安治川トンネル」の解説

北緯3440分45.46秒 東経135度28分3.44秒 / 北緯34.6792944度 東経135.4676222度 / 34.6792944; 135.4676222 (安治川トンネル)安治川歩行者専用河底トンネルである「安治川トンネル(安治川隧道)」は、日本初沈埋工法によるトンネルである。 安治川両岸は特に往来が盛んで渡船航路多数あったが、安治川での各渡船運航は困難を極めたと言うのも安治川河川舟運の重要航路運搬船が頻繁に行き交い渡船はその航路を横に遮るからである。一方で船舶の高さ限界との関係から、架橋容易でない可動橋案も出たが、やはり舟運との兼ね合い却下となったこのため昭和初期全国でも類を見ない河底トンネル計画された。特に渡航量の多かった源兵衛渡跡に1935年昭和10年12月8日から建設始められ戦時中供出され鉄材受けてまで工事進み1944年昭和19年9月15日竣工した。約14m下にある川面下の通路まで、両岸エレベーター階段降りる方式かつては人用の他に車両用エレベーターもあった(排ガス問題などにより1977年閉鎖されゴンドラ入口封鎖された状態で残されている。車両用エレベーター閉鎖した後にスロープ型のトンネル改造する計画があったものの、地元住民了解得られ頓挫したという説もある)が、安治川への架橋進んだ現在では、歩行者・自転車用のみが両岸1台ずつ運行されている。 歩行者・自転車用の通路は幅約2m長さ約80mになっている渡船同じく利用料無料で、朝夕ラッシュ時には1時間あたり約250人の利用者があるといわれている。なお、エレベーター運行午前6時から午前0時までであるが、階段24時間開放されているので、階段昇降可能な歩行者ならいつでも通行できる階段スロープはない。 以前防犯面などを考慮して両岸エレベーターには運転者がついていたが、大阪市財政難のためエレベーター無人化にする代わりに防犯カメラ増設された。現在トンネル内の警備民間警備会社委託されており、朝夕のみエレベーター内に操作係を兼ねた警備員立っている(日中エレベーター内は無人トンネル内を警備員1人巡回)。 両岸にはエレベーターのための塔がそれぞれ立っており、大阪環状線西九条駅弁天町駅間)の安治川橋梁からなどの遠方でもよく見える。現在は隣接して阪神なんば線西九条駅九条駅間)の安治川橋梁けられている。 安治川トンネルへのアクセスは、大阪環状線JRゆめ咲線阪神なんば線西九条駅から南へ300m阪神なんば線Osaka Metro中央線九条駅から北へ700m。 安治川トンネルエレベーター塔の建物南側)。右端高架橋阪神なんば線安治川橋梁2009年7月撮影 トンネル入り口様子2005年2月撮影 阪神なんば線安治川橋梁。この橋の袂両端トンネル入口の塔がある。 トンネル内部昼間時間帯トンネル内に警備員配置されている。

※この「安治川トンネル」の解説は、「大阪市の公営渡船」の解説の一部です。
「安治川トンネル」を含む「大阪市の公営渡船」の記事については、「大阪市の公営渡船」の概要を参照ください。

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