安否情報の放送
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 06:50 UTC 版)
秋田県では「秋田は農業県、子供は宝」という考えのもと、「初めて外泊する子供が多くその安否を知りたい」という親の気持ちを叶えるために1970年頃から秋田テレビが営業だった相澤孝(後の代表取締役社長)の発案で放映を始めた。提供は各学区にあるスーパーや個人商店であることが多い。放映時間はほとんどが夕方に放映され、無事に日程通り行われているときだけ放映されている。秋田テレビと秋田放送の2局と、まれに秋田朝日放送で15秒ほどのCMを放映しており、小学校と中学校の情報が確認できる。 山梨県でも山梨放送とテレビ山梨でそれぞれ、修学旅行安否情報、研修旅行情報として夕方のローカルニュース枠内で修学旅行生の情報を流している。 ラジオ福島でも情報を放送する場合がある。 京都府ではKBS京都では平日の最終ニュース(テレビは月曜日から木曜日は21:55 - 22:00、金曜日は『京bizW』(21:25 - 22:25)枠内内包、ラジオは毎日21:50 - 22:00=野球シーズン中は原則)の中で「修学旅行だより」として京都府内の各学校の修学旅行生の安否放送を長年放送していたが、携帯電話の普及などを理由として2009年3月に終了した。 愛媛県ではNHK松山放送局が、1956年より安否確認放送を行っていたことがある(終了時期は不明)。 長崎県では長崎放送が、前身のラジオ長崎時代の1953年9月よりラジオで安否確認放送を行っている。 他の連絡方法として、各地域にある市町村防災行政無線を使用したり、2000年代以降ではコミュニティ放送でも各家庭に知らせる方法をとっているところもある。その他、2010年代以降はSNSやLINEなどを利用して安否確認を行う学校も増えている。 放送例 「○○小学校修学旅行団は全員元気に(目的地)で遊園中です。ご安心下さい。」 「○○中学校の皆さんは日程一日目を終え全員東京ドームでナイターを観戦中です。」 「○○高校修学旅行団は全ての日程を終えて帰路に着きました。」 これは民放のテレビ番組『トリビアの泉』、『秘密のケンミンSHOW』、『嵐にしやがれ』で紹介された。
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