守秘義務とは? わかりやすく解説

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守秘義務

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/22 04:23 UTC 版)

守秘義務(しゅひぎむ)とは、一定の職業や職務に従事する者や従事していた者または契約の当事者に対して課せられる、職務上知った秘密を守るべきことや、個人情報を開示しないといった義務のこと。


注釈

  1. ^ 古河鉱業事件(東京高判昭和55年2月18日)や日本リーバ事件(東京地判平成14年12月20日)では、守秘義務に違反した従業員の懲戒解雇を認めた。一方、メリルリンチ・インベストメント・マネージャーズ事件(東京地判平成15年9月17日)では、裁判所は、その労働者が秘密保持義務を負っていること、交付した書類の機密性を認めたものの、懲戒解雇事由に該当しないか、形式的に該当するとしても軽微なものであるとして、懲戒解雇を無効と判断した。レガシィ事件(東京地判平成27年3月27日)では、元従業員による秘密漏洩について「具体的な因果関係をもって発生した逸失利益及びその数学を認めるに足りる証拠も全くない」として、元従業員に対する損害賠償請求を認めなかった。エイシンフーズ事件では、「従業員が秘密と明確に認識し得る形で管理されていたということはできない」として、元従業員に対する損害賠償請求を認めなかった。

出典

  1. ^ 医療関係資格に係る守秘義務の概要”. www.mhlw.go.jp. 2020年9月19日閲覧。
  2. ^ 「医師・患者関係の法的再検討」について”. 日本医師会医事法関係検討委員会. 2019年11月20日閲覧。
  3. ^ 医療従事者の職業倫理”. 慶應義塾大学病院. 2019年11月20日閲覧。
  4. ^ a b c d 米国における弁護士・依頼者間の秘匿特権”. 西村あさひ法律事務所. 2019年11月20日閲覧。


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