学校法人和光学園とは? わかりやすく解説

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学校法人和光学園

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/08 06:10 UTC 版)

学校法人和光学園
法人番号 7012305000188
所在地 東京都町田市金井ヶ丘5-1-1
ウェブサイト 和光学園
プロジェクト:学校/学校法人の記事について
Portal:教育
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学校法人和光学園(がっこうほうじんわこうがくえん)は、日本学校法人である。

教育の特徴

  • 体験を重視した独自の教育課程がある。
  • 総合学習・教科教育・教科外教育の3領域を軸にカリキュラムが作られ、例えば小学校では、多摩川、鶴見川、真光寺川、食の研究、平和学習などをテーマに、半年以上の長期間かけた総合学習・研究に取り組む。中高でもテーマ別の選択授業が多く組まれる。
  • 幼稚園から高校まで、ほぼ全学年で宿泊行事がある。
  • 子どもたちによる自治活動が盛んで、児童会や生徒会による学校への要求運動などを行い自分たちのルールを作っている。役員は選挙制。運動会、劇の会、文化祭、歌の会など多くの行事もあり、自治や行事を通じた子どもの成長に重点を置く。
  • 工作技術、自治文化などの独自の科目がある。
  • 和光小学校の教員・父兄で構成される和光世田谷9条の会を設置し、平和教育にとても力を入れている。

設置校

真光寺キャンパス(和光中学校・高等学校)
町田大学キャンパス

和光幼稚園・和光小学校

和光鶴川幼稚園・和光鶴川小学校/和光中学校・和光高等学校

和光大学

アクセス

和光大学・和光大学大学院

  • 小田急線鶴川駅から徒歩15分、もしくは送迎バス(乗車の際には学内で購入できる整理券が必要)。

和光鶴川幼稚園・和光鶴川小学校・和光中学校・和光高等学校(最寄り駅は鶴川駅)[1]

乗車停留所 系統 下車停留所 運行事業者
若葉台駅 鶴21・鶴23 「和光学園」 神奈中
町田バスセンター 町36 「岩子山」
多摩センター駅 多04鶴32
聖蹟桜ヶ丘駅 桜24
鶴川駅 鶴11・鶴13 「鶴川団地」 神奈中
小田急

和光幼稚園・和光小学校

沿革

  • 1929年 成城事件の元となる小原國芳による学校法人玉川学園創立。
  • 1933年 成城事件を機に成城学園を離れた教師、父母らによって和光学園創立。
  • 1934年 和光学園小学校(現、和光小学校)開校。
  • 1946年 和光学園高等女学校開校(中学校開校とともに閉鎖)。
  • 1947年 和光中学校開校。
  • 1950年 和光高等学校が開校し東京教育大学梅根悟教授らが主宰したコアカリキュラム連盟(現、日本生活教育連盟)の実験校となる。
  • 1956年 和光幼稚園開園(戦前も幼稚園を開園していた)。
  • 1966年 和光大学開学(初代学長梅根悟)。
  • 1968年 高校を大学キャンパスに移転して私服校とし、丸木政臣が和光学園校長となる。
  • 1969年 鶴川団地内に和光鶴川幼稚園開園。和光学園はこの頃、幼稚園教員養成機関として短期大学の設立を目指していたが諸事情により断念。
  • 1977年 中学校・高等学校を町田市真光寺町に移転。
  • 1990年 和光鶴川幼稚園を真光寺キャンパス内に移転。
  • 1991年 丸木政臣校長が辞任し、校長は幼稚園・小学校と中学校・高等学校に分かれて置かれることになり、丸木は園長(枠は変わらないが実務は校長)になる。
  • 1992年 和光鶴川小学校開校。
  • 2003年 和光大学大学院開学。

和光学園の他、玉川学園明星学園が、成城学園より独立した私立学校である。教育学者の中野光は、これら3つの学園を「3きょうだい」と呼んだ[2]

関連人物

和光学園は総合学園としては小規模ながら、特に文化・芸能に関して多く著名人を輩出した。芸能人、文化人の子弟の在籍も多い。

出身者

幼稚園・小学校・中学校・高等学校・大学・大学院のいずれか(または複数)の卒業生を挙げている。

在籍したことのある人物


ゆかりのある人物

その他

埼玉県蕨市に「学校法人 和光幼稚園」が存在するが、和光学園とは関連がない[8]

脚注および参照

  1. ^ アクセス”. 和光高等学校. 2025年4月8日閲覧。
  2. ^ 中野光『大正自由教育研究の軌跡』学文社、2011年、138頁。 
  3. ^ あこがれの空の下. “「私が和光小学校に転校したのは10歳のとき こんなに自由な学校があるということを、多くの人に知ってほしい。そして時代は変わっても、和光学園にはずっと変わらないでいてほしい。」”. 2020年3月30日閲覧。
  4. ^ 月刊アクションカメラ No.12 編『IDOL NOW 今月のACメイト・井丸ゆかりプロフィール』ワニマガジン社、1982年12月1日、98頁。 
  5. ^ 「卒業生インタビューvol.35、大塚直哉さん」”. 和光学園 (2017年). 2017年4月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月29日閲覧。
  6. ^ KIDS-UNIVERCITY|佐藤琢磨 オフィシャルサイト|takumasato.com”. 2022年5月30日閲覧。
  7. ^ 卒業生インタビューvol.29” (2017年3月29日). 2019年12月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月1日閲覧。
  8. ^ 和光幼稚園”. 学校法人. 2016年11月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年4月8日閲覧。

関連項目

外部リンク





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