古関彰一
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古関 彰一(こせき しょういち、1943年7月18日 - )は、日本の法学者。専門は憲法史。獨協大学名誉教授。前和光学園理事長。
来歴
東京都生まれ。早稲田大学大学院法学研究科修士課程修了。和光大学経済学部教授などを経て、1991年から獨協大学法学部教授。2015年10月より和光学園理事長に就任。2022年2月末まで務める。 1989年、『新憲法の誕生』で第7回吉野作造賞を受賞。
著書
単著
-
英訳版 The Birth of Japan's Postwar Constitution, edited and translated by Ray A. Moore(Westview Press、1997)
- 『日本国憲法の誕生』(岩波現代文庫、2009年、増補版2017年)。増補改訂版
- 『日本国憲法・検証 1945-2000――資料と論点(5)九条と安全保障』(小学館文庫、2001年)。竹前栄治監修
- 『「平和国家」日本の再検討』(岩波書店、2002年/岩波現代文庫、2013年)
- 『憲法九条はなぜ制定されたか』(岩波書店[岩波ブックレット]、2006年)
- 『安全保障とは何か――国家から人間へ』(岩波書店、2013年)
- 『平和憲法の深層』(筑摩書房[ちくま新書]、2015年)
- 『対米従属の構造』(みすず書房、2020年)
共著
- (星野安三郎)『日本国憲法平和的共存権への道――その世界史的意味と日本の進路』(高文研、1997年)
- (豊下楢彦)『集団的自衛権と安全保障』(岩波書店[岩波新書]、2014年)
- (豊下楢彦)『沖縄 憲法なき戦後 講和条約三条と日本の安全保障』(みすず書房、2018年)
編著
訳書
脚注
古関彰一
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 16:48 UTC 版)
「GHQ草案手交時の脅迫問題」の記事における「古関彰一」の解説
憲法学者の古関彰一は『新憲法の誕生』(1995年)で、「松本証言を裏づける資料はどこにもない。しかし、松本証言が正しいとしたら、こう申し渡された2月13日の時点からこの『押しつけ』にはかなり深刻になっていなければ辻褄が合わない。ところがすでに見たごとく少なくとも2月18日までは松本は自信満々であり、GHQに『少し教えてやる方がいい』と考えていたくらいである。してみると、仮に松本が2月19日の閣議で〔2月〕13日の場面を松本証言のごとく報告していたとしても、それは〔2月〕18日付の『説明補充』がGHQに全く受け入れられず、逆に48時間以内の期限付き回答を迫られるなかで、2月13日にホイットニーが『この新しい憲法の諸規定が受け入れられるなら・・天皇は安泰になる』と言ったことが『これ(GHQ案)が受け入れられなければ天皇の身体の保障をすることができない』と言ったと思い込んでしまう精神状況ができた、あるいは、GHQ案を受け入れざるを得なくなった理由を脅迫に求めたと解することが、もっとも妥当なのではあるまいか」とする。 また、2015年11月24日、北海道新聞のインタビューで古関は、憲法押しつけ論は、松本による手記や証言が発端になっているが、1946年3月4日の「3月2日案」を巡る日米交渉の際、「それまで自分に反論する人間などいなかったであろう松本は、30歳近く年下の相手〔ケーディス〕から厳しく指摘され、かなり立腹した」「それは私的な怒り、私憤でしたが、松本は公憤、国民全体の怒りに変えようとしたのではないか」と述べている。
※この「古関彰一」の解説は、「GHQ草案手交時の脅迫問題」の解説の一部です。
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固有名詞の分類
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