古関彰一とは? わかりやすく解説

古関彰一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/30 14:53 UTC 版)

古関 彰一(こせき しょういち、1943年7月18日 - )は、日本法学者。専門は憲法史。獨協大学名誉教授。前和光学園理事長。

来歴

東京都生まれ。早稲田大学大学院法学研究科修士課程修了。和光大学経済学部教授などを経て、1991年から獨協大学法学部教授。2015年10月より和光学園理事長に就任。2022年2月末まで務める。 1989年、『新憲法の誕生』で第7回吉野作造賞を受賞。

著書

単著

英訳版 The Birth of Japan's Postwar Constitution, edited and translated by Ray A. Moore(Westview Press、1997)
  • 『日本国憲法の誕生』(岩波現代文庫、2009年、増補版2017年)。増補改訂版

共著

  • 星野安三郎)『日本国憲法平和的共存権への道――その世界史的意味と日本の進路』(高文研、1997年)
  • 豊下楢彦)『集団的自衛権と安全保障』(岩波書店岩波新書]、2014年)
  • (豊下楢彦)『沖縄 憲法なき戦後 講和条約三条と日本の安全保障』(みすず書房、2018年)

編著

  • GHQ民政局資料「占領改革」(1)憲法・司法制度』(丸善、2001年)

訳書

脚注 



古関彰一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 16:48 UTC 版)

GHQ草案手交時の脅迫問題」の記事における「古関彰一」の解説

憲法学者の古関彰一は『新憲法誕生』(1995年)で、「松本証言裏づける資料はどこにもない。しかし、松本証言正しいとしたら、こう申し渡され2月13日時点からこの『押しつけ』にはかなり深刻になっていなければ辻褄合わない。ところがすでに見たごとく少なくとも2月18日までは松本自信満々であり、GHQに『少し教えてやる方がいい』と考えていたくらいである。してみると、仮に松本2月19日閣議で〔2月13日場面松本証言のごとく報告していたとしても、それは〔2月18日付の『説明補充』がGHQに全く受け入れられず、逆に48時間以内期限付き回答迫られるなかで、2月13日ホイットニーが『この新し憲法の諸規定受け入れられるなら・・天皇安泰になる』と言ったことが『これ(GHQ案)が受け入れられなければ天皇身体の保障をすることができないと言った思い込んでしまう精神状況ができた、あるいは、GHQ案を受け入れざるを得なくなった理由脅迫求めた解することが、もっとも妥当なのではあるまいか」とする。 また、2015年11月24日北海道新聞インタビュー古関は、憲法押しつけ論は、松本による手記証言発端になっているが、1946年3月4日の「3月2日案」を巡る日米交渉の際、「それまで自分反論する人間などいなかったであろう松本は、30歳近く年下相手〔ケーディス〕から厳しく指摘され、かなり立腹した」「それは私的な怒り私憤でしたが、松本公憤国民全体怒り変えようとしたのではないか」と述べている。

※この「古関彰一」の解説は、「GHQ草案手交時の脅迫問題」の解説の一部です。
「古関彰一」を含む「GHQ草案手交時の脅迫問題」の記事については、「GHQ草案手交時の脅迫問題」の概要を参照ください。

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