奈良県・橿原市指定文化財
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橿原市立今井まちなみ交流センター「華甍(はないらか)」 (県指定有形文化財) - 旧高市郡教育博物館。1903年(明治36年)に建てられ社会教育施設として、重要文化財旧帝国奈良博物館本館に次ぐものである。その後、1929年(昭和4年)より今井町役場として使用されていた。現在は、今井観光案内の拠点となっており、今井町の歴史を詳しく、わかりやすく解説する資料を集め展示している。展示コーナー・映像シアター・今井町のジオラマ模型・図書閲覧室や町並み保存運動紹介のコーナーがあり、今井町の歴史をさまざまな角度から知ることができる。入館無料。月曜日(祝日の場合翌日)年末年始(12月25日~1月5日)休館。有料駐車場完備。 丸田家住宅(県指定有形文化財) - 旧上田家で、屋号を「壺八」といい、肥料商を営んでいた。主家は1805年(文化2年)の再建とみられるが、他の建物は、主家より約50年程さかのぼるとみられている。主屋、隠居部屋、内蔵、倉庫、作業場の5棟が奈良県指定有形文化財。非公開。 山尾家住宅(県指定有形文化財) - 山尾家は、十市郡新堂村より移住したので「新堂屋」の屋号で、両替商を営んでいた。「今井しんどやは大金持ちや 金の虫干し玄関までも」と言われるほど栄え、幕末には、町年寄を務めた。明治天皇今井行幸に随行した木戸孝允が投宿した。主屋、座敷、内蔵、隠居所、東蔵の5棟が奈良県指定有形文化財。 旧常福寺観音堂(市指定文化財) - 1613年(慶長18年)の建立。慶長18年7月16日癸丑の棟札残っている。1681年(天和元年)天台宗多武峯妙楽寺末に属して、本尊が十一面観世音菩薩である。橿原市今井町3丁目162 春日神社内にある。 旧常福寺表門(市指定文化財) 順明寺表門(市指定文化財) - 浄土真宗本願寺派の寺院で、1626年(寛永3年)第10世多田了恵が新賀庄より今井へ移ったとされ、「北の御堂」と呼ばれている。また庫裡西方には「上段の間」を付設した座敷も増設されており、1891年(明治24年)11月に英照皇太后が畝傍御陵参拝の際に宿泊し御座所になっている。
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