大阪府の財政問題とは? わかりやすく解説

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大阪府の財政問題

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 20:00 UTC 版)

橋下徹」の記事における「大阪府の財政問題」の解説

1997年平成9年)、府の法人2税収入の大幅減少を受け、大阪府基金条例第3条改正府議会可決 これにより特定目的基金から一般会計への借入可能になった。 条例改正後は、赤字圧縮のための「やむを得ない措置」として、減債基金から一般会計への借入行なっていたことが太田房江府知事時代から公表されていたが、橋下知事就任後にこの借入をやめると宣言橋下指示作られた府財政担当者研究会2008年平成20年12月借入基金設置目的沿わないとして「今後一切おこなわないこと」と指摘していた。 翌年2009年平成21年2月府議会において、大阪府基金条例第3条が再び改正され特定目的基金から一般会計への借入原則としてできなくなった同年10月これまで判明していた減債基金からの借入のほかに、新たに6基金から1479億円の借入明らかになり、府財政課は、減債基金同様に実質的に赤字」と説明した同月初め橋下が、府環境農林水産部所管で緑化推進目的の「みどりの基金」(2008年度名目上残高87億円)を使って大規模な緑の拠点づくりの計画作るよう指示。しかし、みどりの基金一般会計83億円を貸し付けており、実際残額は4億円。一般会計所管する財政担当から「財政難のため、返済が困難」と報告があり、問題発覚したという。 同月28日付の府の作成した資料 によると、以前から公表されていた2002年から2008年にかけての減債基金から一般会計への借入5202億円とは別に1998年平成10年)から2001年平成13年)にかけて6基金から1533億円の借入があり、うち1479億円が未返済橋下知事就任以降借入はなく、過去借入一般財源積み立てた範囲内行っており、府民等からの寄付分を含んでいないとされている。 この事態を受け、府の財政課長は「条例上は問題なかったが、名目と実質違い明らかにすべきだった今後わかりやすい説明努める」とコメント橋下借入金について、「いつ返すのか決まっていない。これは借り入れじゃなくて使い込み」「基金から借り入れて、何とか数字合わせている。真実数字基づいた会計制度にしないといけない」と指摘返済計画がなく不良債権化していると指摘し会計システム改革着手する考え明らかにした。 2010年平成22年2月3日会見橋下は、特定目的基金減資し、今後一般会計から特定目的基金への拠出をやめ、積み立て財政調整基金一本化寄付受け皿としての基金は残すという方針明らかにした。同月府議会において、大阪府基金条例改正可決され特定目的7基金の6588億円が一括減資処分された。

※この「大阪府の財政問題」の解説は、「橋下徹」の解説の一部です。
「大阪府の財政問題」を含む「橋下徹」の記事については、「橋下徹」の概要を参照ください。

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