大石 真とは? わかりやすく解説

おおいし‐まこと〔おほいし‐〕【大石真】


大石眞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/11 13:44 UTC 版)

大石 眞 おおいし まこと
人物情報
生誕 (1951-08-30) 1951年8月30日(72歳)
日本宮崎県
出身校 東北大学法学部卒業
学問
時代 20世紀 - 21世紀
活動地域 日本
研究分野 法学
憲法学
研究機関 京都大学
東北大学
國學院大學
千葉大学
九州大学
学位 法学博士(東北大学)
主要な作品 『憲法講義I』(有斐閣、2004年
『憲法講義Ⅱ』(有斐閣、2007年
『議会法』(有斐閣、2001年
その他多数
影響を受けた人物 小嶋和司東北大学在学中に師事)
学会 日本公法学会
比較憲法学会
宗教法学会
日本自治学会
日本公共政策学会
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大石 眞 (おおいし まこと、1951年昭和26年〉8月30日 - ) は、日本法学者。専門は憲法学・議会法・宗教法・憲法史。学位は、法学博士東北大学論文博士1986年)。京都大学名誉教授宮崎県出身。小嶋和司門下。

略歴

著書

単著

  • 『議院自律権の構造』(成文堂,1988年)
  • 『議院法制定史の研究』(成文堂,1990年)
  • 『議院法』(信山社,1991年)
  • 『日本憲法史』(有斐閣,1995年)
  • 『日本憲法史の周辺』(成文堂,1995年)
  • 『憲法と宗教制度』(有斐閣,1996年)
  • 『立憲民主制』(信山社,1997年)
  • 『憲法史と憲法解釈』(信山社,2000年)
  • 『議会法』(有斐閣,2001年)
  • 『憲法講義I』(有斐閣,2004年)
  • 『日本憲法史〔第2版〕』(有斐閣,2005年)
  • 『憲法講義Ⅱ』(有斐閣,2007年)
  • 『憲法秩序への展望』(有斐閣,2008年)、オンデマンド版2019年
  • 『憲法講義I〔第2版〕』(有斐閣,2009年)
  • 『憲法断章―観照への旅』(信山社,2011年)
  • 『憲法講義Ⅱ〔第2版〕』(有斐閣,2012年)
  • 『憲法講義I〔第3版〕』(有斐閣,2014年)
  • 『権利保障への諸相』(三省堂, 2014年)
  • 『統治機構の憲法構想』(法律文化社, 2016年)
  • 『日本憲法史』(講談社学術文庫, 2020年)
  • 『憲法概論Ⅰ- 総説・統治機構』(有斐閣・2021年)
  • 『憲法概論Ⅱ - 基本権保障』(有斐閣・2021年)

共著

  • 小嶋和司)『憲法概観』(有斐閣,第4版・1993年/第5版・1998年/第6版・2001年/第7版・2011年)
  • 長尾龍一高見勝利)『憲法史の面白さ』(信山社, 1998年)
  • (桐ヶ谷章・平野武)『憲法20条―その今日的意義を問う』(第三文明社, 2000年)
  • 初宿正典松井茂記市川正人・高井裕之・藤井樹也・土井真一毛利透松本哲治・中山茂樹・上田健介)『憲法 Cases and Materials 人権』(有斐閣, 2005年)
  • (初宿正典・松井茂記・市川正人・高井裕之・藤井樹也・土井真一・毛利透・松本哲治・中山茂樹・上田健介)『憲法 Cases and Materials 憲法訴訟』(有斐閣, 2007年)

編著

  • 佐々木惣一・著)『憲政時論集(1)』(信山社, 1998年)
  • (佐々木惣一・著)『憲政時論集(2)』(信山社, 1998年)

共編著

  • 佐藤幸治・初宿正典)『憲法50年の展望(1)統合と均衡』(有斐閣, 1998年)
  • (佐藤幸治・初宿正典)『憲法50年の展望(2)自由と秩序』(有斐閣, 1998年)
  • 高橋和之)『憲法の争点〔第3版〕』(有斐閣,1999年)
  • 佐々木毅久保文明山口二郎)『首相公選を考える―その可能性と問題点』(中央公論新社,2002年)
  • 石川健治)『憲法の争点(新・法律学の争点シリーズ 3)』(有斐閣,2008年)
  • 大沢秀介)『判例憲法』(有斐閣,2009年/第2版・2012年)
  • (土井真一・毛利透)『各国憲法の差異と接点―初宿正典先生還暦記念論文集』(成文堂, 2010年)

論文

他多数

記念論文集

  • 『憲法改革の理念と展開 大石眞先生還暦記念〔上巻〕・〔下巻〕』(信山社,2012年)

脚注

外部リンク


大石真

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/03 08:40 UTC 版)

大石 真(おおいし まこと、1925年12月8日 - 1990年9月4日)は、日本児童文学作家

来歴・人物

埼玉県北足立郡白子村(後に和光市へ合併)出身。父は医師で、「大石医院」を営んでいた[1]。白子尋常小学校に入学後、豊島区の西巣鴨第五尋常小学校に転校。同級生に童話作家の松谷みよ子がいる。

戦争を嫌い、兵役を逃れるために科学の道を志し、早稲田大学の理系学部に1945年入学。1947年、第一文学部英文学科に編入[2]早大童話会に入会し[1]坪田譲治のコネにより小峰書店で編集のアルバイトをしつつ大学生活を送り、1950年に大学を卒業すると小峰書店の正社員となった[2]。1951年7月、早大童話会から派生した「びわの実会」の旗揚げに参加し、創作活動に専念。これら3団体の後輩に寺村輝夫がおり、童話会時代寺村の作品を初めて誉めたのは大石である。寺村によると「童話会では一番の読書家だが、字も一番汚かった」との事。大石と寺村はその後、生涯と通して親友となる。他に同会では今西祐行前川康男竹崎有斐と親交が深かった。

1953年、早大童話会20周年記念号「童苑」に掲載された短編『風信器』で第3回日本児童文学者協会新人賞を受賞[1]

童話作家として一本立ちしてからは、東京都昭島市に長らく住む。出身地である和光市の白子コミュニティセンターには、直筆原稿や遺品などの資料が展示されている[3]

主な作品

大石真童話全集

和光市内循環バスのポンチョ「風信器号」

ポプラ社より1982年に発売され、挿絵は村上豊が全巻担当。同時に「寺村輝夫童話全集」も発売され、巻末解説ではお互いが寄稿し合っている。現在絶版。

  1. 『風信器』 - 児童文学者協会新人賞受賞。また和光市ではゆかりの人物として、コミュニティバスである和光市内循環バスに2010年2月から、埼玉県立芸術総合高等学校の生徒2名がデザインした「風信器号」のラッピングが施されている。
  2. 『教室二〇五号』 - 実写映画化されている。
  3. 『たたかいの人 田中正造
  4. 『街の赤ずきんたち』
  5. チョコレート戦争』 - 全国の小学校で幅広く読まれ、発売以来50年以上が経ってなお人気の高い作品である。
  6. 『ふしぎなつむじ風』
  7. 『ひばり団地のテントウムシ』
  8. 『ミス3年2組のたんじょう会』
  9. 『のっぽビルのでぶくん』
  10. 『四年四組の風』
  11. 『駅長さんと青いシグナル / おかあさんのたんじょう日』
  12. 『てんぐ先生は1年生 / さとるのじてんしゃ』 - 「てんぐ先生~」の作者は大石と次男の連名になっている。これは次男が小学校の宿題に提出した創作童話を、大石が書き直して商業出版したため。
  13. 『さあゆけ!ロボット』
  14. 『わにのバンボ』
  15. 『ペリカンとうさんのおみやげ』
  16. 『もりたろうさんのじどうしゃ』

北田卓史挿絵作品

その他

脚注

  1. ^ a b c 大石真の生涯”. 和光市歴史の玉手箱. 2024年12月13日閲覧。
  2. ^ a b <坪田譲治作家研究>大石真を導いた坪田譲治”. 岡山市 (2020年6月19日). 2024年12月13日閲覧。
  3. ^ 白子コミュニティセンター展示室”. 和光市 (2024年1月26日). 2024年12月13日閲覧。
  4. ^ 学習・科学『6年の読み物特集号』 学習研究社 1...”. Yahoo!オークション. 2024年1月5日閲覧。
  5. ^ 小学校国語 過去の教科書 昭和49年度版”. 教育出版. 2022年12月5日閲覧。

関連項目

  • 大海赫 - 大海の初刊行作『クロイヌ家具店』は、生原稿を読んだ大石が刊行に協力した。
  • 和月伸宏 - 大石の大ファンであり、和月の代表作である『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の登場人物のオイポレのモチーフは大石の書いた作品『さあいけ!ロボット』の粉ミルクの空き缶である。



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