売市 (八戸市)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/11 01:44 UTC 版)
売市
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北緯40度30分55.08秒 東経141度29分8.4秒 / 北緯40.5153000度 東経141.485667度 | |
国 | ![]() |
都道府県 | ![]() |
市町村 | ![]() |
人口 | |
• 合計 | 5,814人 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
郵便番号 |
031-0073
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市外局番 | 0178[2] |
ナンバープレート | 八戸 |
売市(うるいち)は、青森県八戸市の地名のひとつ。売市1丁目から4丁目まであり、そのほかにも9つの小字がある[3]。中心市街地から程近い地域。
概要
八戸市の中央部に位置し、馬淵川下流の右岸の地区である。売市は1丁目から4丁目まで住所表示がされている西側と、長根を挟み、東側に小字の小侍、観音下、鴨ケ池地区がある。
売市1丁目から4丁目までの地区は、北に大橋が架かり、長苗代地区があり、東に長根、長根総合運動公園、南、西に根城が位置し、地区の中心を北西に国道104号が横断している。
小字の小待、観音下、鴨ケ池地区は北に城下、東に内丸、南に長根総合運動公園、西に長根が面している。 最寄の鉄道駅は本八戸駅である。
地名の由来
売市の由来は、植物のウルイ(オオバギボウシ)という説もあるが、詳しいことは分かっていない。 江戸時代には、売市の南側を荒谷と呼んでいたとされ、地内には「人まね こまね 荒谷のきつね 粕けで ぼんだぜ」という民謡が残っているとされる。(三戸郡誌)[4]
世帯数と人口
2017年(平成29年)4月30日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
丁目・小字 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
一丁目 | 423世帯 | 845人 |
二丁目 | 230世帯 | 501人 |
三丁目 | 309世帯 | 694人 |
四丁目 | 343世帯 | 768人 |
鴨ケ池 | 314世帯 | 634人 |
観音下 | 324世帯 | 541人 |
輿遊下 | 1世帯 | 1人 |
小待 | 384世帯 | 829人 |
新坂平 | 45世帯 | 103人 |
長根 | 77世帯 | 168人 |
長根平 | 127世帯 | 270人 |
馬場河原 | 22世帯 | 47人 |
左水門下 | 121世帯 | 229人 |
右水門下 | 113世帯 | 181人 |
滝 | 1世帯 | 3人 |
計 | 2,834世帯 | 5,814人 |
歴史
- 元和4年(1616年)の知行目録に「六拾六石弐斗六升五合 長苗代、売市」とあり、藩政当初は盛岡藩に属し、根状南部氏に仕えていた。
- 正保4年(1647年)の南部領内総絵図によると、売市村228石の記録が残っている。
- この年の郷村帳によると、228石の73%にあたる168石が田であると記述がる。
- 明治元年(1868年)の「新撰陸奥国誌」によると、「家数88軒(中略)八戸市に近けれは貴属の邸宅等ありて、民居聊整り。然しも畑多けれども水田じゃ少なく(中略)麦と粟を殖へし」と記録がある。
- 昭和57年(1982年)2月1日 - 一部が内丸の一部になる。
- 平成14年(2002年)6月29日 - 住所表示を実施。一部が売市一~四丁目、長根一~二丁目に変更。
- 平成30年(2018年)2月10日 - 住居表示を実施。一部が長根三~四丁目に変更[5]、詳しくは長根を参照。
町名の変遷
実施後 | 実施年月日 | 実施前(各町名ともその一部) |
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売市一丁目 | 2002年6月29日 | 大字売市字下久根、売市、輿遊下 |
売市二丁目 | 大字売市字新上町、杉山、売市、狐窪 | |
売市三丁目 | 大字売市字狐窪、大字根城字梨子木、ヌタゴ、東構 | |
売市四丁目 | 大字売市字下久根、売市、狐窪、坂ノ上、熊野堂、大字根城字梨子木、ヌタゴ |
産業
工業
- 日東プラスチック
商業
- しまむら根城店
- 薬王堂八戸長根店
- マエダストア売市店
- ツルハドラッグ八戸売市店
- アダチ文具売市店
- 東京靴流通センター八戸売市店
銀行
- 青森みちのく銀行売市支店・軽米支店・白山台出張所
公的機関
- 売市交番
教育機関
出典
- ^ a b 八戸市 (2017年4月30日). “八戸市人口データ(平成29年度)”. 八戸市. 2017年6月1日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2017年5月29日閲覧。
- ^ “八戸市の地名(大字・字のつく住所)”. 八戸市 (2021年2月3日). 2024年8月26日閲覧。
- ^ 角川日本地名大辞典編纂委員会 (1985)「角川日本地名大辞典 青森県」角川書店 pp169
- ^ “売市第二地区及び田向地区の住居表示実施について”. 八戸市. 2018年10月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年10月2日閲覧。
「売市 (八戸市)」の例文・使い方・用例・文例
- 魚卸売市場の「築地市場」へ半日観光はいかがですか。
- 築地は11か所ある東京の中央卸売市場の1つである。
- 日本の日用品小売市場は大正時代に確立された。
- 今日では,カマ(エラの下の肉),ほほ肉,頭頂部の肉などさまざまなマグロの部位が小売市場で販売されている。
- 6月7日,北海道旭(あさひ)川(かわ)市(し)にある青果卸売市場でスイカ1玉が53万円の値段で競り落とされた。
- こうすることで,魚は卸売市場で仕入れられた場合よりも1日早く消費者の元に届く。
- 農家は自分たちの生産物を農協や卸売市場に売るだけで,小売には通常関(かかわ)りません。
- 今年11月,その卸売市場は現在の場所から約2キロ南の豊(とよ)洲(す)に移転する。
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