坂野潤治とは? わかりやすく解説

坂野潤治

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/13 16:32 UTC 版)

坂野 潤治 ばんの じゅんじ
人物情報
生誕 (1937-05-13) 1937年5月13日[1]
日本神奈川県横浜市
死没 (2020-10-14) 2020年10月14日(83歳没)
日本東京都大田区
学問
時代 昭和後期 - 平成時代
研究分野 日本近代史
研究機関 お茶の水女子大学東京大学千葉大学[1]
特筆すべき概念 明治デモクラシー
主要な作品 明治憲法体制の確立』(1971年)
大正政変』(1982年)
近代日本の外交と政治』(1985年)
近代日本の国家構想』(1996年)
日本憲政史』(2008年)[1]
主な受賞歴 吉野作造賞(1997年)
角川源義賞(2009年)[1]
テンプレートを表示

坂野 潤治(ばんの じゅんじ、1937年昭和12年〉5月13日 - 2020年令和2年〉10月14日[2])は、日本歴史学者。専門は、近代日本政治史。東京大学名誉教授

経歴

神奈川県横浜市生まれ。1963年(昭和38年)東京大学文学部国史学科卒業。在学中は60年安保闘争を、全学連の幹部闘士として指揮していた。

東京大学文学部助手、千葉大学人文学部助手助教授お茶の水女子大学文教育学部助教授を経て、1986年(昭和61年)東京大学社会科学研究所教授、1998年(平成10年)定年退官、その後2004年(平成16年)まで千葉大学法経学部教授。

1997年(平成9年)『近代日本の国家構想』で吉野作造賞を受賞。2009年(平成21年)『日本憲政史』で角川源義賞を受賞。

2020年10月14日進行性胃がんのため、東京都大田区の病院で死去。83歳没[2]

著書

単著

共著・編著

共編著

監修

  • 後藤一雄、田村裕美 編著『二つの昭和史 老後に歴史を学ぶ』坂野潤治 監修、光芒社、2002年11月。 ISBN 4-89542-199-6 

資料編・解説

翻訳

  • ジョージ・アキタ『明治立憲政と伊藤博文』荒井孝太郎 共訳、東京大学出版会、1971年。 
  • テツオ・ナジタ『明治維新の遺産 近代日本の政治抗争と知的緊張』中央公論社〈中公新書 551〉、1979年9月。 ISBN 978-4-12-100551-9 
    • テツオ・ナジタ『明治維新の遺産』講談社〈講談社学術文庫 2186〉、2013年8月。 ISBN 978-4-06-292186-2 
  • ゴードン・M・バーガー『大政翼賛会 国民動員をめぐる相剋』山川出版社、2000年10月。 ISBN 4-634-52050-8 

脚注

  1. ^ a b c d デジタル版 日本人名大辞典+Plus
  2. ^ a b 坂野潤治氏死去 歴史学者、83歳”. 時事ドットコム. 時事通信社 (2020年10月21日). 2020年10月23日閲覧。

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「坂野潤治」の関連用語

坂野潤治のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



坂野潤治のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの坂野潤治 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS