角川源義賞とは? わかりやすく解説

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角川源義賞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/18 06:41 UTC 版)

角川源義賞(かどかわげんよししょう)は、主に中堅以上の研究者に授与される学術賞。10月下旬(11月初旬)に発表され、贈呈式は12月に行われ、賞状、記念品、副賞(100万円)が贈られる。

角川書店の創業者角川源義は、民俗学者・国文学者・俳人でもあった。国学者(晩年は國學院大學理事だった)として日本文化振興への志の一端を具現しようと、昭和54年(1979年)に角川文化振興財団の発足と同時に創設された。

第24回までは国文学・国史学の二部門だったが、第25回より文学研究・歴史研究部門に変更された。片方が該当作なしの年度もある。

受賞作

第1回から第20回

第21回から第40回

  • 第21回(1999年)
  • 第22回(2000年)
  • 第23回(2001年)
  • 第24回(2002年)
  • 第25回(2003年)
  • 第26回(2004年)
    • 川平ひとし『中世和歌論』
    • 五味文彦『書物の中世史』
  • 第27回(2005年)
  • 第28回(2006年)
  • 第29回(2007年)
    • 楠元六男『芭蕉、その後』
    • 本多博之『戦国織豊期の貨幣と石高制』
  • 第30回(2008年)
    • 大谷節子『世阿弥の中世』
    • 眞壁仁『徳川後期の学問と政治-昌平坂学問所儒者と幕末外交変容』
    • 松方冬子『オランダ風説書と近世日本』
  • 第31回(2009年)
  • 第32回(2010年)
  • 第33回(2011年)
  • 第34回(2012年)
    • 牧野陽子『〈時〉をつなぐ言葉 ─ラフカディオ・ハーンの再話文学』
    • 伊藤聡『中世天照大神信仰の研究』
  • 第35回(2013年)
  • 第36回(2014年)
  • 第37回(2015年)
    • 文学研究部門-該当作なし
    • 高埜利彦『近世の朝廷と宗教』
  • 第38回(2016年)
  • 第39回(2017年)
    • 佐々木孝浩『日本古典書誌学論』
    • 上原兼善『近世琉球貿易史の研究』
  • 第40回(2018年)

第41回以降

  • 第41回(2019年)
  • 第42回(2020年)
    • 田渕句美子『女房文学史論 ―王朝から中世へ』
    • 歴史研究部門 - 該当作なし
  • 第43回(2021年)[1]
    • 阪口弘之 『古浄瑠璃・説経研究 近世初期芸能事情』(上・下)
    • 加藤聖文 『海外引揚の研究 忘却された「大日本帝国」』
  • 第44回(2022年)- 休止[2]

選考委員(一部)

文学部門
歴史部門
  • 2009-12 石上英一、黒田日出男、高村直助、脇田修
  • 2013- 石上、黒田、高村、藤井譲治
  • 2017- 石上、黒田、藤井、三谷博 

関連項目

脚注

  1. ^ 【第43回角川源義賞】阪口弘之『古浄瑠璃・説経研究』、加藤聖文『海外引揚の研究』が受賞”. 本のページ (2021年10月23日). 2021年10月24日閲覧。
  2. ^ 2023年1月16日に選考休止を角川財団学芸賞城山三郎賞と併せ公表。【休会のお知らせ】角川文化振興財団ホームページ。今後の運営方針は、改めてホームページで公表予定。

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