角川照子とは? わかりやすく解説

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角川照子

角川照子の俳句

さいはての句碑に掛け置く春ショール
のつぺい汁雪来るまでの水の音
へろへろと送火爆ぜることのなし
ほぐれてはすぐに破れて青芭蕉
七夕や遺髪といへるかろきもの
大津絵の鬼が鉦打ち寒明くる
宿坊の隷書つなぎの浴衣かな
百日紅花惜しみして色の濃し
磨崖仏みぞれと少女白く過ぐ
菊どきは菊の香ばかり仏の間
裸火の集へばぬくし切山椒
逃水は亡き娘の現るる如くなり
 

角川照子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/02 16:15 UTC 版)

角川 照子(かどかわ てるこ、1928年2月14日 - 2004年8月9日)は、東京府渋谷町(現東京都渋谷区)出身の俳人。1949年、角川源義と結婚する(源義は再婚)。のち一男一女をもうけるが、いずれも成人前に亡くなっている。 1949年7月26日に、長男(源義から見ると三男)・道夫を殺害し逮捕される[1][2][3]。 1979年、源義創刊の「」主宰に就任。1987年、『花行脚』により第11回現代俳句女流賞を受賞した。代表句に「さいはての句碑に掛け置く春ショール」(『幻戯微笑』所収)などがあり、格調と叙情を兼ね備えた句風である。2004年8月9日、荻窪の自宅にて死去した。75歳。墓所は小平霊園。「河」主宰は源義と先妻の息子である角川春樹が継いだ。

著書

  • 句集『幻戯微笑』(牧羊社、1981年)
  • 句集『阿呍』(牧羊社、1983年)
  • 句集『花行脚』(角川書店、1986年)
  • 句集『秋燕忌』(角川書店、1995年)

参考文献

  • 『現代俳句大事典』(三省堂、2005年)

外部リンク

  1. ^ 「宝島30」1993年12月号「角川家の一族・後編」12頁~
  2. ^ 前後編企画・誰も書かなかった「角川家の一族」(左記の記事の著者自身による転載)”. 岩上安身. 2024年11月2日閲覧。
  3. ^ 報知新聞1949年7月28日



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