地震活動との関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 13:49 UTC 版)
歴史時代以降の活動歴は、地震が活発な地域と比較すると少ないが、下記のようなM6から7クラスの地震が発生している。 近世以前の地震 715年 三河国・遠江国 - M 6.5 - 7.5 慶長伊予・豊後・伏見地震 「連動型地震」を参照 慶長伊予地震(慶長伊予国地震とも)は、1596年9月1日、愛媛県の中央構造線・川上断層セグメント内(震源については諸説ある)で発生した。規模はM 7.0。さらに、3日後の9月4日には、豊予海峡を挟んで対岸の大分県で慶長豊後地震(別府湾地震)(M 7.0 - 7.8)が発生。豊後地震の震源とされる別府湾-日出生断層帯(別府-万年山断層帯の一部)は、中央構造線と連続あるいは交差している可能性がある。さらにその翌日の9月5日、これらの地震に誘発されたと考えられる慶長伏見地震(慶長伏見大地震)(M 7.0 - 7.1)が京都で発生。有馬-高槻断層帯、或いは六甲・淡路島断層帯における地震とみられる。 近世以降の地震 1619年(元和5年) 八代 - M 6.0 1649年(慶安2年)3月13日 伊予灘 - M 7.0前後 1703年(元禄16年) 豊後湯布院・庄内 - M 6.5 1718年(享保3年) 三河、伊那遠山谷(遠山地震) - M 7.0前後 1723年(享保8年) 肥後 - M 6.5 1725年(享保10年) 高遠・諏訪 - M6.0から6.5 1889年(明治22年) 熊本 - M 6.3 1894年(明治27年)-1895年(明治28年) 阿蘇 - M 6.3 1895年(明治28年)1月18日 茨城県南部 - M 7.2 1916年(大正5年) 新居浜付近 - M 5.7 1916年(大正5年) 熊本県中部 - M 6.1 1975年(昭和50年) 阿蘇北部 - M 6.1 1975年(昭和50年) 大分県中部 - M 6.4 2016年(平成28年) 平成28年(2016年)熊本地震 - M 7.3
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