地球の神との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 02:17 UTC 版)
「ピッコロ (ドラゴンボール)」の記事における「地球の神との関係」の解説
ピッコロ大魔王は元々神が排除した僅かな悪の心であり、同じ命なのでどちらかが死ねば同時にもう一方も死んでしまう関係にある。そのため本来なら同一人物であった神はピッコロ大魔王が爆死した時に同時に死亡するはずだったが、ピッコロ大魔王がピッコロ(マジュニア)を産んだことにより無事であった。 神はずっと自らがピッコロ大魔王を生み出し人々を苦しめた責任を感じていたため、第23回天下一武道会では自らの死と引き換えにしてピッコロを消滅させようとした。しかし、それから5年後のサイヤ人編でピッコロが悟飯に修行をつけるべくさらった際にはピッコロについて「以前とは違う。悪には違いないが、昔のような狡賢い粗暴さが失せているように感じる」と語り、ピッコロがナッパの攻撃から悟飯を守って死んだのが原因で自らが消滅する際にも「ピッコロが自分を超えたのは嬉しい」と発言していた。その約1ヶ月半後にナメック星のドラゴンボールでピッコロが生き返ったのと同時に神も生き返り、それに伴い地球のドラゴンボールも復活したことには、これを提案したピッコロを賞賛している。 ピッコロ大魔王は自分を分離した神を憎んでおり、ナメック星でネイルに「元通りの1人のナメック星人になって戻って来さえすれば」と指摘された時もピッコロは「あんなヤツと2度と同化する気はない」と発言し、人造人間編でもクリリンが「あいつは神様のことが大嫌い」と述べている。ナメック星の最長老は「元々龍族の天才児だった神がピッコロ大魔王と2人に分離しなければサイヤ人にも勝てただろう」と評している。 サイヤ人やフリーザ一味との死闘を経ても変わらず神を嫌うピッコロとは逆に神は徐々にピッコロを信頼するようになっていった。アニメでは神がナメック星から帰還したピッコロに後継者となるよう薦めたが断られている。ただし、この時だけはピッコロも復活したガーリックJr.を封印するために命を懸けた神を褒めていた。 さらに3年後の人造人間17号、人造人間18号の戦いに敗北した後、ついにピッコロは神と融合する決心をして神殿を訪れるも神は16号・17号・18号の3人が本当に地球に害を及ぼす者たちなのか疑問を抱いており「最終的な決断を下すには決定的な理由がほしい」と語った。この時にピッコロは神に対して「臆病者め。それなら取り返しのつかないことになって後悔するまで待ってやろう」と悪態をついている。その後ピッコロと神はセルの出現に伴い融合したが、融合後もピッコロは「一度合体してしまうと、二度とふたりには戻れんのだ。そうでなければ神との合体をあれほどためらいはしなかった」と語っている。 ピッコロと神の融合後、新たな地球の神となったデンデについては自らが神と同化した経緯などから神の知識を授ける役目を担当している。デンデいわくピッコロは「ネイルさんにそっくり」。デンデもピッコロを頼りにしている様子を見せ、アニメではフリーザ戦の段階でピッコロがネイルと同化したことを感じ取り応援している。ピッコロも鮮やかに地球のドラゴンボールを復活させたデンデを見て地球の神としての資質を高く評価している。
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