地方球場開催
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本拠地以外の主催試合については「読売ジャイアンツ主催試合の地方球場一覧」を、本拠地以外の主催試合(オープン戦)については「読売ジャイアンツ主催のオープン戦使用球場一覧」を参照 かつては地方都市の球場での開催も積極的に行い、特に北海道シリーズ(円山、旭川、札幌ドームでの2 - 3連戦)、九州シリーズ(平和台、北九州、福岡ドーム、熊本など)、隔年で北陸シリーズ(金沢、富山県営、富山市民(アルペンスタジアム)、福井などでの2 - 3連戦。富山が正力松太郎の出身地であることから継続して開催されてきた)、東北シリーズ(盛岡、仙台、郡山などでの2 - 3連戦)を率先的に実施してきた。また秋田、青森市営なども開催していた。 東京ドームが開場してからは、同球場での試合(かつ21世紀初頭頃まではほぼナイトゲーム)を中心に編成したため、東北シリーズ・北陸シリーズは廃止となり、さらに北海道や九州のシリーズも会場を1カ所(福岡ドーム・札幌ドームでナイターのみ)に絞る形にして試合数を減らしていた(2004年度には九州シリーズの1試合に、ジャイアンツのキャンプ地である宮崎での開催がある)。 ただ、地方開催をほぼ廃止したことが災いし、ファン離れが深刻になったことから、2005年以降は東北シリーズ・北陸シリーズを復活させるなど、再び地方都市での開催を増やしている。ただし、このうち札幌と福岡に関しては、2005年以後はセ・パ交流戦が組まれ、パ・リーグ側の球団が主催する試合で(ビジターとしてではあるが)遠征することが恒例になったため、巨人主催によるこれらの地域での試合は2010年以後開催されていない。ただし、球団側は廃止ではなく『休止』扱いとしている。また、東北シリーズのうち仙台での試合においても、こちらもフランチャイズとする球団が現れたこともあり、同じように交流戦で対処できるために、2008年以降は開催されていない。 現状では、毎年京セラドーム大阪で1カード(基本2試合)が組まれているほか、毎年ないし隔年で東北シリーズ(宮城球場以外)と北陸シリーズ、九州シリーズ(福岡ドーム以外)が、またそれ以外にも近畿(甲子園以外)・東海(ナゴヤドーム以外)・中国(広島以外)・四国のいずれかで1試合(京セラドーム大阪とのセット)が組まれており、これらで年間8 - 9試合(2016年は7試合)が地方開催として行われている。地方開催の試合数はセ・リーグでは阪神が最も多い(9 - 10試合)が、阪神はそのほぼ全てが大阪ドームのため、開催球場ベースでは巨人が最も多い。
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