四国ILp・香川時代
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他の選手より遅れ、2017年5月3日に選手登録。香川では入団1年目からリーグ戦に出場。6月に行われたフューチャーズ(イースタン・リーグ混成チーム)との交流戦メンバーに選出された。腰の故障もあり、シーズンでは37試合の出場で打率.224、1本塁打にとどまった。シーズン後、第14回みやざきフェニックス・リーグの出場メンバーに選出。 入団当初、先輩選手との体力差を痛感したといい、2017年オフはウエイトトレーニングを重点的に行い、体重を維持したまま体脂肪率を14%から1桁にした。また、同時に打撃改造にも着手。これらが功を奏し、2018年シーズンは9番・2番打者として活躍。前期でリーグトップの打率.343を記録。6月に行われたイースタン・リーグ球団との交流戦メンバーに選出され、第3戦の対ロッテ戦では藤岡貴裕からレフトへの二塁打を打つなどして3打点を挙げた。9月には打率.433(30打数13安打)、6打点の成績で月間グラゼニMVPを受賞した。チームは前期優勝を果たし、後期優勝の愛媛マンダリンパイレーツとのチャンピオンシップでは4試合で17打数2安打の成績ながら、第2戦で人生初というサヨナラ打を放った。グランドチャンピオンシップでは、シリーズMVPとなったアレックス・トーレスに第4戦で3三振を喫するなど16打数3安打。0勝3敗1分で敗退し、独立リーグ日本一はならなかった。最終的にシーズンでは打率.356を記録してリーグ首位打者を獲得し、遊撃手としてベストナインに選出された。このシーズンはNPB球団から調査書も届き、球団からはNPBドラフト指名を期待されるも指名漏れ。ただし、妹尾本人は指名されるのは難しいと自覚しており、来季も香川でのプレーを続行を決意。 2019年も打撃好調で、前期にはリーグトップの37安打を放つ。この年、3年ぶりに四国アイランドリーグplusから北米独立リーグ・カナディアン・アメリカン・リーグへの選抜チーム遠征が行われることになり、妹尾も選抜チーム入りを果たす。6月上旬からの約1ヶ月間で19試合に出場し、65打数25安打でいずれも選抜チームトップの打率.373、1本塁打、13打点を記録。この好成績から遠征中に同リーグのロックランド・ボールダーズよりオファーを受け、そのまま8月末まで妹尾だけ北米に残ることとなった。四国アイランドリーグplusから同リーグへの派遣は2016年のザック・コルビー以来2人目。ロックランド・ボールダーズ所属後は30試合に出場し、118打数40安打で打率.339を記録。打率は一番高い時で.392まで達し、現地のファンからは「イチロー2世」ともてはやされた。9月2日に帰国し、翌日の対愛媛戦より香川に復帰した。シーズン後、第16回みやざきフェニックス・リーグの出場メンバーに選出。「まだまだ見せられるところがあると思った」と語った前年に対し、「結構やりきった」と語っていたシーズンだったが、この年もNPBドラフト指名からは漏れた。名前が呼ばれなかったドラフト会議当日には退団の意思を球団社長の三野環と監督の西田真二に申し出、10月31日に又吉亮文、三好一生とともに任意引退。
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