商業的成績
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 17:38 UTC 版)
コンピュータゲーム業界の専門家によると、『原神』は中国のコンピュータゲームとして最大規模の国際的なリリースが行われた。 リリースの翌週には、その期間で2番目に売上の大きいモバイルゲームとなり、約6000万ドルの収益を得た。ゲームは12日間で1億ドルの収益を得て、開発費用を回収したと推定されている。その収益は主に中国、日本、韓国、アメリカ合衆国から得ていた。10月10日時点で市場調査会社Niko Partnersのシニアアナリストダニエル・アフマド氏は、このオープンワールドゲームは、無料でプレイできるとはいえ、「中国の開発者によるオリジナルIPとしては、これまでで最も成功した」と語り、売り上げ1億ドル(約105億円)に達したと明らかにした。3年4カ月かけ豪快に使った開発費とマーケティング費の合計約100億円を、わずか2週間で見事回収し、中国、日本、韓国、米国での成功に注目が集まっている。10月20日よりイベントの開催が功を奏したと見られ、10月21日に中国、アメリカ、ドイツ、カナダ、オランダ、シンガポール、インドネシア、ベトナム、香港、マカオ、ケイマン島、韓国を含む12の国と地域でApp StoreゲームカテゴリのセールスランキングでTOP1位を獲得した。米国の調査会社Sensor Towerは、10月28日付けのレポート「Genshin Impact Hits Nearly $250 Million in Its First Month, Making It One of the Largest Mobile Game Launches Ever」で、miHoYo『原神』の初月(9月28日〜10月27日)の売上が2億4500万ドル(約255億円)に達したことを明らかにした。この記録はモバイルゲームのローンチとして過去最大級になったという。『原神』が最も売り上げている国は中国で、売上のおよそ33.5%にあたる8200万ドル(約85億円)以上を稼いだ。2位は日本の5900万ドル(約61億円)、米国は4500万ドル(約47億円)で3位という結果になった。2021年3月4日付けのレポート「Genshin Impact Hits $874 Million Spent Since Launch, Already the World’s Third Highest Earning Mobile Game」で、miHoYoの『原神』が配信5か月(2020年9月28日~2021年2月28日)で約8億7400万ドル(約943億円)を売り上げたことを明らかにした。この売上額は、テンセントの『Honor of Kings』『PUBG Mobile』に次いで第3位、モバイルRPGの中では1位となった。同タイトルの売上は、中国が29%と最も多い。その額は2億5300万ドルで(約273億円)となっている。2位は売上全体の27%を占める日本で、その額は2億3700万ドル(約255億円)。米国が同18.5%を占める1億6200万ドル(約174億円)で3位に続いている。この期間に『原神』の日本国内での売上のランキングの推移を見ると、TOP50から脱落することはほぼなく上位50以上で推移している。2021年の年間売上額では『PUBG Mobile』『Honor of Kings』に次いで第3位となり、18億ドル(約2059億円)となった。
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