よび‐や【呼(び)屋】
呼び屋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/05 04:06 UTC 版)
評論家の大宅壮一は小谷正一(井上靖の「闘牛」のモデル)と神彰を評して「呼び屋」と呼んだとされる。外国より歌手、劇団、俳優を連れてきて公演させる芸能プロモーターであるが、「実演」時代に大都市や地方のプロモーター、ヤクザとの橋渡しも務めていた。神は共産圏に強いコネクションを持っていたため「赤い呼び屋」と呼ばれた。また、永島達司はアメリカ本土の大手ブッキングエージェントとパイプがあり、太平洋テレビジョン社長の清水昭は、全くの背景のないまま単身アメリカの3大ネットワークに乗り込みNBCより番組配給権と莫大な資金を獲得、「現代の紀文」とまで評された。しかし、全ての呼び屋は国税庁に潰されたとされており、前述の永島達司は「キョードー東京」のイベント業として生き延びた数少ない例とされる。永島は大宅壮一からサーカスに手を出さない点を訊かれ、神の手法が入場料を基本とした手打ち興行であること、自分たちは興行の半分はナイトクラブやキャバレーなどの箱に下ろし、残りは地方の興行師に売る(=売り興行)と説明し、手打ち興行は売り興行に対して赤字になった場合にリスクが大きい点を踏まえ、この点は神さんを尊敬する点だとしている。
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