名称決定の経緯
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「国立アメリカ・インディアン博物館」の記事における「名称決定の経緯」の解説
この博物館は「アメリカ・インディアン博物館」と命名されているが、これは1989年に博物館建設のための法案を可決した議会の機関によって選ばれた名称である。 その際この機関は法案のなかで特に「アメリカインディアン国立博物館」の名称で議会請求したが、当初、議会事務局は博物館名称を空白で入力していた。 結局、議会は「アメリカインディアン」と「ネイティブアメリカン」のどちらが好ましいか当該者に対して行われた国勢調査と、「BIA(インディアン管理局)」が永年使用している呼称であることを鑑みて、「アメリカインディアン」の名称を選択した。 「アメリカインディアン」よりも「政治的に正しい」として合衆国内で1990年代に推し進められた「ネイティブアメリカン」への呼び変えであるが、1995年度の国勢調査の結果は、インディアンの50%近くが「アメリカインディアン」の呼称に満足しており、「ネイティブアメリカン」呼称を好む割合は37%に過ぎなかった。インディアン権利団体の「アメリカインディアン運動(AIM)」などは、「ネイティブアメリカン」という呼称を、アメリカ政府の規制による「でっち上げフレーズ」だと主張している。 内務省インディアン管理局(BIA)は、「ネイティブアメリカン」という単語について、次のように説明している。 「用語としての“ネイティブアメリカン”は、インディアン管理局(BIA)がサービスを提供する対象の民族集団を意味する言葉として、1960年代に使い始めたものです。これは当初、アメリカインディアンとアラスカ先住民(インディアン、エスキモー、アレウト)を指したものでしたが、のちに連邦の枠組みの中で、ハワイ原住民と太平洋諸島原住民が含まれるようになりました。しかしこの呼称はインディアンの集団の中では不評を得ています。優先用語は“アメリカインディアン”です」 このような経緯で、「アメリカインディアン」以外の「ネイティブアメリカン」を含まない、「アメリカインディアン」のみの民俗資料の展示施設として、当博物館の名称は「国立アメリカ・インディアン博物館」と命名された。
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名称決定の経緯
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「NHK」の略称は連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)管轄下の民間情報教育局と演芸部部長ら日本人スタッフとの検討の結果決まった。民間情報教育局は将来日本に民間放送ができた場合に聴取者側も放送局を識別する必要があると考え、「BCJ」や「JBC」の案も出された。日本放送協会側からは角のない丸みのある文字では日本語として見栄えや発音に難があるとの反論も出て、「エヌ・エッチ・ケイ(NHK)」は発音の歯切れが良く、文字が四角く書きやすいとのことで3月3日に提案し即座に受け入れられ翌日から使われた(終戦直後の状況については「フランク・正三・馬場」も参照)。
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