名前と表記
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 23:39 UTC 版)
「ムハンマド・イブン=アブドゥッラーフ」の記事における「名前と表記」の解説
フルネームはムハンマド・イブン=アブドゥッラーフ・イブン=アブドゥルムッタリブ(محمد ابن عبد اللّه ابن عبد المطّلب Muḥammad ibn `Abd Allāh ibn `Abd al-Muṭṭalib)であり、「アブドゥルムッタリブの息子アブドゥッラーフの息子ムハンマド」の意味。ムハンマド (محمد , Muḥammad)の意味は、アラビア語で「賞賛する」「称えられる」を意味する ḥ-m-d(ḥamada/ḥamida)の動詞第2形の受動分詞を語源とし、「より誉め讃えられるべき人」。 ギリシア語資料では Μουαμεδ として表れる。日本ではかつては西欧での表記(Mohammed, Mohamet, Mahomet など、ラテン語形 Machometus に由来)やトルコ語での表記(Mehmet, Muhammet)にしたがって、マホメットと呼ばれることが多かったが、近年では標準アラビア語(フスハー)の発音に近い「ムハンマド」に表記・発音がされる傾向がある。なお、カタカナにした場合は表記ゆれが多く、上記にあるマホメット以外にムハマッド、ムハマド、モハメット、モハメド、メフメット、メフメト、メフメドなどとも呼ばれ、中東方面の著名人に多い名前でもあるため、区別のため「預言者ムハンマド」と呼ぶ場合がある。 なお、第2音節の ح ḥ は無声咽頭摩擦音であり、無声声門摩擦音である通常のhとは違うため、ラテン文字転写の場合正確には下に点のついた文字で表される(ラテン語で当該部分にchが使われているのもそのため)。
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名前と表記
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「ウサーマ・ビン・ラーディン」の記事における「名前と表記」の解説
日本語では、ウサマ・ビン・ラーデン(外務省)、オサマ・ビンラディン (NHK、テレビ朝日など)、ウサマ・ビンラディン (日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ東京など)、ウサマ・ビンラーディン(読売新聞など)などとも表記される。 フルネームは「ウサマ・ビン・ムハンマド・ビン・アワド・ビン・ラディン」であり、「ビン・ラーディン(=ラーディンの息子)家のアワドの息子ムハンマドの息子ウサーマ」を意味する。ウサーマはアラビア語で「獅子、ライオン」、ラーディンは「柔らかくする(者)、柔軟にする(者)」という意味の人名。 「ムハンマド」は父であるムハンマド・ビン・ラーディンを、「アワド」は祖父であるアワド・ビン・アブード・ビン・ラーディンを示しているが、「ラーディン」は曽祖父の名ではなく、曽祖父アブードの父であるラーディン・アリー・アル=カフターニー(Laden Ali al-Qahtani)を示すものである。 「ビン・ラーディン」は父称の形を取っている家名の形式の一つである。英語圏で見られる姓Mc◯◯、Mac◯◯、◯◯sonのようなものだ。アラブ世界では一族が「ビン・ラーディン家」と呼ばれている。一族の出身であるハドラマウトにも見られる家名の形式で「ビン・◯◯」(◯◯の息子)という通称がそのまま家名に転じたものだ。姓と同様に用いるファミリーネームであるためフルネームではラストネームとして用いる。それゆえフルネームの一種である「ウサーマ・ビン・ラーディン」は「ラーディンの息子ウサーマ」ではなく「ビン・ラーディン家のウサーマ」という意味になる。また家名部分だけで呼んで「ビン・ラーディン殺害」のような字幕・見出しにすることも行われている。 ウサーマの息子ウマル・ビン・ラーディン(英語版)によれば、一族に受け継がれる部族名由来の家名(ニスバ)は「アル=カフターニー (アラビア語: القحطاني, āl-Qaḥṭānī)」であるが、ウサーマの父ムハンマドが正式にこのニスバを使用することはなかった。
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