同盟条約締結
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/08 15:54 UTC 版)
ゼントラーディ軍内部にも、スパイによって持ち込まれた情報や鹵獲品によって地球文化に対するカルチャーショックによる混乱が広がり、とうとうブリタイ艦隊の一部の兵士らがマクロスへ亡命、または出撃命令拒否という、暴動寸前までの騒動となる。これ以上の戦闘継続が困難と判断した艦隊司令官ブリタイ・クリダニクは、マクロスと単独で停戦交渉を打診する事態となる。 一方、マクロスも囮として発進した以上、統合軍からの援軍も期待できる状況ではなく、自衛のため、マクロス艦内の民間人の安全を確保するために独断で停戦交渉の申し入れを受託、了承する。 ゼントラーディからの交渉の使者として、ゼム一級記録参謀エキセドル・フォルモがマイクローン化してマクロスに来艦。双方の状況説明と情報交換を行い、停戦交渉を開始する。 その頃ブリタイは、自分と同様に地球圏に派遣されていたラプラミズに停戦交渉状況を説明するも、その話の際にボドル基幹艦隊総攻撃移動を知り文化に触れた自分達も地球人と共に消されると判断しゼントラーディ軍からの離反を決意。 停戦交渉の最中にボドル基幹艦隊総旗艦総攻撃移動を知らされたエキセドルはボドル基幹艦隊への共同攻撃をマクロスに提案する。マクロス側と同様にブリタイ側でもラプラミズとカムジン・クラヴシェラに対して自らが置かれている状況を説明し、同盟参加への説得を試みる。これに対してラプラミズは了承するものの、カムジンは反対し、艦隊ごと地球圏から離脱する。 エキセドルからの情報によりゼントラーディ軍の命令系統や軍規の概要を把握したマクロス・ブリタイ同盟艦隊は、圧倒的な劣勢を挽回する作戦を話し合い、共に基幹艦隊への抵抗手段を立案する。それは「基幹艦隊の旗艦が撃沈された際には、残存艦隊は速やかに戦闘を中断し、近くの他の基幹艦隊へと撤退する」という軍規を逆手にとり、命令系統上位の艦隊旗艦、そしてボドル基幹艦隊総旗艦であるフルブス・バレンスへの集中攻撃という作戦であった。
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