各勢力の状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/28 05:22 UTC 版)
チャド軍1,8000人の将兵は主にキダル北部に展開する。マリ派遣チャド軍はマリ共和国の首都バマコにある統合軍司令部から指揮され、司令官にはオマル・ビコモ将軍(Oumar Bikomo)が、次級指揮官にアブデラマン・ユースフ・メイリ将軍(Abderrahmane Youssouf Meïri)が就いており、更に2月中旬からチャド大統領イドリス・デビの息子マハマト・デビが着任する。但し、マハマト・デビについては非公式な指揮官であるとされる。 キダル市内にある「キャンプ1」はMNLAが、町から少し離れたところの「キャンプ2」にチャド=フランス連合軍が陣取っている。MNLA戦闘員の中にはアンサール・アッ=ディーンから転向した者も含まれており、アザワド・イスラム運動もキダル市内にいる。 フランス軍部隊は2個の統合戦闘群(GTIA)に分けられる。1個目の第3統合戦闘群(GTIA 3)はフランソワ=マリー・グジョン大佐が指揮を執り、以下の連隊の将兵からなる。 第1海兵歩兵連隊(1er RIMA) 第2海兵歩兵連隊(2e RIMA) 海兵歩兵戦車連隊(RICM) 第126歩兵連隊(126e RI) 第11海兵砲兵連隊(11e RAMa) 第6工兵連隊(6e RG) 2個目は空挺統合戦闘群(GTIA TAP)、時折、第4統合戦闘群(GTIA 4)とも呼称され、500人の規模で以下の連隊の将兵からなる。 第1猟兵落下傘連隊(1er RCP) 第2外人落下傘連隊(2e REP) 第1驃騎兵落下傘連隊(1er RHP) 第35砲兵落下傘連隊(35e RAP) 第17工兵落下傘連隊(17e RGP) テッサリト地域にはマリ軍の他、フランス軍1,200人、チャド軍800人が展開している。 フランス軍側は第3統合戦闘群と空挺統合戦闘群(GTIA TAP)は主にテッサリト周辺に展開する。外科的支部の設置は着実に進行し、手始めにセヴァレ(fr:Sévaré)に拠点を設置し、そこからテッサリト飛行場に進出する。テッサリト地域にはマリ軍部隊800人、フランス軍部隊1,200人が展開している。 MNLAとMIAの戦力について、フランス軍のミシェル・ゴヤ大佐が述べる所では「現地情報について非常に有用な存在」と見ているが、トゥアレグ人戦闘員はキダルを占領するがこの地域へのマリ軍部隊の進出について反対している。 マリ軍側では、マリ軍参謀本部がテッサリト地域でのマリ軍部隊の存在について言及する。ガオにて、アグ・ガモウ大佐(Ag Gamou)はフランス側に必要なものについて述べ、トゥアレグ人の体制支持派民兵19人は北部に派遣され、現地情報に精通している彼らはテッサリトとキダル周辺でのガイド役として運用するとしている。 イスラム過激派勢力について詳細は不明であるものの、戦闘員は数百人程度がいると推定される。
※この「各勢力の状況」の解説は、「イフォガスの戦い」の解説の一部です。
「各勢力の状況」を含む「イフォガスの戦い」の記事については、「イフォガスの戦い」の概要を参照ください。
各勢力の状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/01 06:23 UTC 版)
2013年2月27日、ドロ作戦が発動される。作戦目的はガオ市周辺に出現するイスラム過激派武装勢力の掃討で、実施部隊にはガオに拠点を置く第92歩兵連隊をもって第2統合戦闘群(GTIA 2)を編組し、指揮官にはベール大佐が命じられる。統合戦闘群はVBCI装輪歩兵戦闘車を装備している、そして第11海兵砲兵連隊所属のカエサル 155mm自走榴弾砲も伴っており、地上部隊はティーガー攻撃ヘリコプターとガゼル戦闘ヘリコプターを装備する航空群(GAM)の支援を受けている。 マリ軍部隊は作戦に参加しているがその戦力は不明である。 反乱軍のうち、いくつかのグループがガオ州内を占拠している。主なものはMUJAOのハマダ・ウルド・カイロウ指揮下にあると推測される。 AQIMやイスラム聖戦士血盟団はMUJAOと共に対決に参加していると推測される。2013年2月、モーリタニアのサハラメディア(Sahara Media)のサイト上では、AQMI構成員筋としてイスラム聖戦士血盟団の長は参加を否定している。フランス軍統合参謀総長は、モフタール・ベルモフタール司令官の生死は依然として不明であり、イフォガス山地でのイフォガスの戦いと同じくガオ州内での戦いが最後の戦闘となるであろうと明言する。2012年末には200人から300人の武装集団がいると推測される。 MUJAOは外国勢力の増援も受け入れており、特にナイジェリアのボコ・ハラムや西サハラのポリサリオ戦線の傭兵がそれである。チュニジア・アカデミーの会員アラヤ・アーラニ(Alaya Allani)によると、外国人戦闘員は約1,000人程度いると見られ、そのうちボコ・ハラムからは200人、ポリサリオ戦線からは300人いるとされる。
※この「各勢力の状況」の解説は、「ドロ作戦」の解説の一部です。
「各勢力の状況」を含む「ドロ作戦」の記事については、「ドロ作戦」の概要を参照ください。
- 各勢力の状況のページへのリンク