台湾人四百年史とは? わかりやすく解説

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台湾人四百年史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 18:54 UTC 版)

史明」の記事における「台湾人四百年史」の解説

上記政治運動の他に、台湾史資料収集執筆に相当の精力費やした10年をかけて『台湾人四百年史』(音羽書房1962年)を日本語執筆。これは台湾人立場立って書かれ最初台湾通史と言うことができる。台湾独立陣営によるこの台湾史大著は、その後1980年アメリカ合衆国中国語版出され1986年には英語版抜粋出版された。史明基本的な史観は、苦し大衆立場重視し台湾社会それぞれの段階形成と発展観察するのである。彼は中国共産主義排斥していたが、マルクス主義への信仰捨てられなかったといえる。 この著作のために日本国立国会図書館日比谷図書文化館通って台湾に関する資料渉猟した。日本語版の前書きで彼は「我々台湾人は、自らが拠って生きるところの社会発展史についての認識すこぶる疎かであり、ほとんど全く知らないと言ってよい。…台湾の歴史発展対す認識このように欠如しているために、我々台湾人の中の一部(特に知識人)の台湾人意識は、必然的に濃厚な脆弱性帯びている」と述べている。そして、このような欠点台湾を「四百年にわたって外来植民統治から抜け出せなくしてきた」としている。 史明二・二八事件台湾人独立意識現れ考え台湾史長期植民統治同一であると見なしたため、この著書台湾独立追求不可分の関係を持っていた。この本は、1980年代末非合法的に台湾持ち込まれ以降二・二八事件以降生まれた若い世代の「台湾人意識」の覚醒かなりの貢献をした。 史明中華民族主義ではなく台湾民族主義必然性訴えた

※この「台湾人四百年史」の解説は、「史明」の解説の一部です。
「台湾人四百年史」を含む「史明」の記事については、「史明」の概要を参照ください。

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