台湾人工知能実験室(Taiwan AI Labs)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/10 14:47 UTC 版)
「杜奕瑾」の記事における「台湾人工知能実験室(Taiwan AI Labs)」の解説
2017年3月、MSを退職すると、母国にて非政府かつ非営利の「台湾AIラボ(Taiwan AI Labs、台灣人工智慧實驗室)」を設立。同年6月に20人体制で始動。「ヘルスケア」・「スマートシティ」・「人的交流」を旗印に、台湾人によるAI発展と台湾のソフトウェア業界の競争力向上を目指すことになった。従来の台湾のIT産業はハードウェア生産に偏っていて、ソフトウェア人材の受け皿がなく、高度人材の国外流失を招いていた。これに歯止めをかけるべく、杜は台湾出身の世界的に著名な教授陣とトップクラスのソフトウェア人材を招集し、国内企業との共同実験を通じて台湾国内でのソフトパワーとグローバルマーケットでの地位を確立させるとしている。 同年6月にドキュメンタリー映画「看見台湾II(中国語版)(邦題:上から見る台湾)」製作中に事故死した映画監督チー・ポーリン(中国語版)作品の視点をAIによるドローンで再現すべく、中華民国科技部南部科学工業園区管理局(中国語版)とAIラボの合同で台南市のスマートシティ化プロジェクトを始動した。 2019年6月、台北栄民総医院とAIラボは医療現場でのAIによる医療画像診断支援を目指すことで合意した。 2020年3月、台湾の国産スーパーコンピュータ「台湾杉二号(中国語版)」(2018年稼働)を用いたAIの学習時間短縮で行政院科技部と提携することが発表された。
※この「台湾人工知能実験室(Taiwan AI Labs)」の解説は、「杜奕瑾」の解説の一部です。
「台湾人工知能実験室(Taiwan AI Labs)」を含む「杜奕瑾」の記事については、「杜奕瑾」の概要を参照ください。
- 台湾人工知能実験室のページへのリンク