古エリー運河
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/02 17:37 UTC 版)
1918年以降に放棄された古エリー運河の部分はニューヨーク州に所有されるか、地域の郡や市に割譲または売却された。運河の多くの部分は埋め立てられ道路に変えられた。シラキュースのエリー大通り、ロチェスターの大通りおよびロチェスター地下鉄などである。古エリー運河の36マイル (58-km)の区間はニューヨーク州によって州立古エリー運河歴史公園として保存され、モンゴメリー郡にある運河の部分は1960年にアメリカ国定歴史建造物の認定を受けた。 地方自治体の中にはそこに含まれる運河の部分を町や郡の公園に選定して保存したり、またそうする計画がある。幾つかの地域では古エリー運河の草木やごみを取り除き水を溜めた所もある。ロチェスターやシラキュースの中心街では観光客を呼ぶために、古エリー運河に水を通す提案もなされている。シラキュースでは中心街のクリントン広場に古エリー運河を想起させる水溜めを造り、運河用艀や閘門の構造を展示している。 2004年、ニューヨーク州知事ジョージ・パタキはニューヨーク州運河会社の汚職で批判を受けた。会社は古エリー運河の一部の私的開発権を相場よりはるかに少ない3万ドルで、1つの開発業者に売却していた。シラキュース・ポスト・スタンダード紙の調査の後で、パタキの管理は無効化された。 州レベルの統一されたエリー運河歴史の道システム、すなわちグリーンウェイの創造は、観光客を呼ぶためのものだったが、1990年代に提案された時以来、とらえどころのない目標であった。しかし、エリー運河沿いの自治体が新しい公園を造るために意義ある進展を見せ、残っている経路の質を高め、閘門や水路の保存のための予算を上げるようになった。自転車や徒歩の旅行、スノーモービル、クロスカントリー・スキー、乗馬、カヌーおよび魚釣りなどが推奨される余暇活動である。 この経路は自転車で動き沿線の町に泊まりながらの数日間の簡易な旅行には適している。モーテルやキャンプ場などの私設もあり、運河への観光客を歓迎してくれる。 古エリー運河にある公園と博物館 Erie Canal Village ロームの近く Chittenango Landing Canal Boat Museum チッテナンゴの近く 古エリー運河州立歴史公園、デウィット エリー運河博物館、シラキュース中心街 Camillus Erie Canal Park カミラス Niagara Escarpment five flight locks at Lockport ジョーダン運河公園、ジョーダン、エルブリッジ センターポート水路公園、ウィーズポート近く ベアリン閘門公園、クライド近く 古エリー運河第60閘門公園、マケドン マケドン水路公園、パルミラ近く 観光案内ウェブサイト Parks and Trails New York Canalway Corridor
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