北総鉄道7500形
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「北総鉄道7500形電車」の記事における「北総鉄道7500形」の解説
北総鉄道7500形は老朽化が進行した7000形を置き換える目的で製造された。北総鉄道の親会社である京成電鉄が保有する3000形(2代)に準じた、日本車輌製造が開発したステンレス鋼ブロック構体を用いた18m級3扉構造の「京成グループ標準車体」を採用し、主要機器や内装についても京成3000形(2代)と同一仕様とした。なお、京成本体を除いた京成グループ内での採用は新京成電鉄のN800形(2005年)に続き2例目。 外装はステンレスの地色を生かした無塗装仕様とし、北総鉄道のイメージカラーである「北総ブルー」と「北総ライトブルー」のラインを配している。また、両先頭車側面の帯には航空機のウイングをイメージしたスリットデザインを配するが、これは北総鉄道と線路を共同使用する京成成田空港線(成田スカイアクセス)の開業により、同線と共用することとなった北総線が東京国際空港(羽田空港第1・第2ターミナル駅・羽田空港第3ターミナル駅)と成田国際空港(空港第2ビル駅・成田空港駅)の双方を結ぶという意味が込められている。また、前面および側面の各部には日本車輌製造がデザインを担当した「HOK'SO」ロゴが貼付された。 車内はロングシート仕様で、片持ち式座席・座席間に設置されたスタンションポール・座席端部の大型袖仕切り・客用扉付近床部の黄色着色などの仕様は京成3000形(2代)に準じている。2019年度より、全編成の車内案内表示装置が、京成3000形の一部編成に導入されている17インチLCDへと変更された他、車内への防犯カメラの設置が行われた。 北総7500形は2005年(平成17年)度に8両編成2本(16両)が製造され、2006年(平成18年)度は8両編成1本(8両)を導入、計24両が在籍する。
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