北根壊高校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 22:48 UTC 版)
校舎火災で越してきた有名な不良高校。代亥高校の姉妹校で「ほくねい」と読む。登場期間は校舎を再建するまでの短期間のみだが、火災理由が生徒の放火と目されるほどの不良校で、制圧した学校の生徒に5000円の「お守り」を売り、買わない者を痛めつけるという手口で荒稼ぎしている。田所によると「自分たちは仲間ではなく集団」で、たとえ身内であろうと一度でも目をつけられたら徹底的に虐められる。2020年の劇場版では、開久高校に間借りしている設定に変更されている。 柳 鋭次(やなぎ えいじ) 演 - 佐久間哲(東映Vシネマ版)、柳楽優弥(2020年劇場版) 北根壊の番長。髪型はゴキブリの触角っぽく、体中に切り傷がある。普段は淡々としているが一旦怒りを顕にすると平気でナイフで刺したり、喧嘩に負けた子分を「俺に殺されたくなければ敵を殺してでも勝て」と言いながら即座に半殺しにするなど、かなり冷酷非情な性格。幼少時からナイフで遊んでいたため、その扱いは一流(体中の切り傷はそのため)。 しばしば警察沙汰になるが、いつも罪を逃れていた。そのからくりは、ターゲットにした相手を手下にイジメさせ、助けに入り優しくして信頼を得たところで「冤罪で警察に捕まりそうだ」と切り出し、ターゲットが自ら罪を肩代わりするように仕向ける、通称「身代わり小僧」という狡猾で残酷な手口だった。 忠実高との抗争ではその圧倒的な凶暴性を発揮し、番長の畑をナイフで刺した上に逃げ出した敵を執拗に追いかけ回して全員殴り倒した。しかしその件で手配されたため、いつもの手口で悟を身代わり小僧にしようとするも、それがきっかけとなり三橋・伊藤や仲間たちと対決する。三橋の仲間を人質に取った上、大勢で待ち伏せするなど卑劣な手段で三橋と伊藤を追い詰めるも、今井や中野の加勢で形勢が逆転。タイマンで己の絶対の自信の源だったナイフを三橋のピンポンラケットによって完全に封じられたことで絶望と恐怖のあまり無様に逃げ回り、最後は警察に出頭した。 大嶽 重弘(おおたけ しげひろ) 演 - 栄信(2020年劇場版) 北根壊のNo.2柳の相棒。日本人離れした巨体で毛深く、風貌がメキシコ人のため、三橋たちからは「ゴメス」などと呼ばれる。仲間であろうと気に入らない相手は容赦なくぶちのめす非情な性格だが、内心では柳を恐れており頭が上がらない。身代わり小僧作戦に加担して悟を追い詰めた。 実力は高く、卑怯な手を使わずに伊藤に勝ったことがある数少ない1人(もっとも、当時の伊藤は精神的に好調とは言い難い状態だった)。その後、柳の命令で涼子の拉致を試み、特殊警棒で武装した本気の涼子を軽く一蹴したところで伊藤と再会。再戦では柳と大嶽の外道ぶりにかつてないほど激怒した伊藤に完膚無きまでに叩きのめされてしまい、挙句の果てには柳や手下に「あいつはデカイだけのださい奴」「(伊藤に)一度勝ったなんてウソだった」等と見限られてしまった。 田所(たどころ) 大嶽の舎弟。鎖使いで、河童のように刈り上げたドレッドヘア男。佐川を恐喝して「お守り」を売りつけた。下校中の三橋と伊藤にも因縁をつけるが、鎖を出したところで逃げられる。その際、退路を塞ごうとした大嶽を三橋のギャグに乗せられて一緒に笑ってしまい、激怒した大嶽に重傷を負わされる。失脚後は柳と大嶽およびその子分たちから暴行を受けていたが駆けつけた伊藤に助けられ、その恩から「身代り小僧」の実態と北根壊の本質を明かした。
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