創世記の記述
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/22 10:20 UTC 版)
『創世記』では、エノクという名前は二度現れる。 初めは4章17節であり、カインの子としてその名が記される。カインは建てていた町に彼にちなんでエノクとつけたという。 二度目は5章21節から24節である。その箇所によればヤレドの子であるエノクは、65歳でメトシェラをもうけ、365年生きたあと、「エノクは神とともに歩み、神が彼を取られたので、いなくなった」という。このエノクはノアの曽祖父にあたる。エノクは『創世記』のこの部分のみにしか現れないが、死についての記述がなく「神が連れて行った」という表現がされていることから以後の人々に好んで取り上げられることになった。
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創世記の記述
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/23 00:07 UTC 版)
カインとアベルは、アダムとイヴがエデンの園を追われた(失楽園)後に生まれた兄弟である。カインは農耕を行い、アベルは羊を放牧するようになった。 ある日2人は各々の収穫物をヤハウェに捧げる。カインは収穫物を、アベルは肥えた羊の初子を捧げたが、ヤハウェはアベルの供物に目を留めカインの供物は目を留めなかった。これを恨んだカインはその後、野原にアベルを誘い殺害する。その後、ヤハウェにアベルの行方を問われたカインは「知りません。私は弟の番人なのですか?」と答えた。これが人間のついた最初の嘘としている。しかし、大地に流されたアベルの血はヤハウェに向かって彼の死を訴えた。カインはこの罪により、エデンの東にあるノド(נוֹד、「流離い」の意)の地に追放されたという。この時ヤハウェは、もはやカインが耕作を行っても作物は収穫出来なくなる事を伝えた。また、追放された土地の者たちに殺されることを恐れたカインに対し、ヤハウェは彼を殺す者には七倍の復讐があることを伝え、カインには誰にも殺されないためのカインの刻印(英語版)をしたという。 カインは息子エノクをもうけ、ノドの地で作った街にもエノクの名をつけた。 アベルの死後、ヤハウェは、アダムとイヴに、アベルの代わりとして、セト(セツ)を授けた。セトはアベルの生まれ変わりとも解釈される。
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創世記の記述
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/04 02:16 UTC 版)
『創世記』の記述によれば、エデンの園は「東のかた」(2:8)にあり、アダムとエヴァは、エデンの園を耕させ、守らせるためにヤハウェによってそこに置かれ(2:15)、そして食用の果実の木が、園の中央には生命の樹と知恵の樹が植えられた。 また、エデンから流れ出た1つの川は園を潤し、そこから4つの川(良質の金とブドラフと縞メノウがあったハビラ全土を流れるピション川、クシュの全土を流れるギホン川、アシュルの東を流れるヒデケル川(チグリス川)、ユーフラテス川)に分かれていた(2:10-2:14)。ヤハウェはアダムとエバが禁じられていた知恵の樹の実(禁断の果実)を食べたことを咎め、エデンの園から追放する(失楽園)。生命の樹に至る道を守るため、ヤハウェはエデンの東にケルビムときらめいて回転する炎の剣を置いた。
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