ぜん‐けい【前景】
前景
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/14 03:31 UTC 版)
1914年12月22日のスィノプ沖での海戦でオスマン帝国海軍の防護巡洋艦「ハミディイェ」(艦長 K・V・ムヒッディン海軍大尉)を取り逃したロシア帝国艦隊は、通商破壊を試みながら航海を続けていた。ロシア艦隊は、黒海艦隊旗艦「エフスターフィイ」(艦長 V・I・ガラーニン 1 等佐官)以下 5 隻の戦列艦(準・前弩級戦艦)に、艦隊司令官 A・A・エベルガールト海軍中将直属の巡洋艦戦隊(長官 A・G・ポクローフスキイ(ロシア語版)海軍少将)の旗艦「パーミャチ・メルクーリヤ」(艦長 M・M・オストログラーツキイ(ウクライナ語版) 1 等佐官)ならびに同隊所属の防護巡洋艦「カグール」(艦長 S・S・ポグリャーエフ 1 等佐官)、そして 7 隻の艦隊水雷艇からなっていた。 12月24日、スィノプ沖から逃れた「ハミディイェ」が、カフカース沿岸沖を軽巡洋艦「ミディッリ」を伴って航行しているという情報がロシア艦隊へ齎された。哨戒に当たっていた巡洋艦「カグール」は通常の 3 時間の航海ののち、旗艦である「パーミャチ・メルクーリヤ」へ艦隊の前方へ繰り出して斥候任務に就くよう信号を送った。 その日の朝方、トゥアプセ沖では「ハミディイェ」が「ミディッリ」(艦長 P・ケットナー海軍中佐)と合流していた。両艦は漫然と海上を漂った挙句、母港イスタンブールを目指して帰路に就いた。
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前景
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