前後型(呼吸器型)5種・6種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/25 07:31 UTC 版)
「体癖」の記事における「前後型(呼吸器型)5種・6種」の解説
腰椎5番でバランスを取り、利害得失が感受性の心である。直立している時は体重が足の前にかかるが、お辞儀をするときにお尻が飛び出して足の後ろに体重が移動する。合理的で、損得計算が得意。肩に特徴があり、前屈み姿勢になることが多い。前屈み姿勢は、常に一歩先のことを意識しているとも言え、時間軸上の緊張感と関連がある。団塊の世代はじっとしていることが我慢できない前後型が多いという指摘がある。 5種は行動的な合理主義者でスポーツマンタイプであり、体型的に肩幅が広いV字型の胴体。呼吸器が丈夫。ながら勉強を好んだり、仕事を並行して進める特徴がある。目立ちたがり屋であり、人を集めてわいわい騒ぐことが好き。行動しながら考えるのを好み、じっとしているとかえって疲れ頭が働かない。胸を張って反り返っていることが多い。気張りが多いため、人が見ているとついつい気取ってしまったり、威張ってしまったりする。エネルギーが余るときは、無駄遣いや衝動買い、あるいは冒険をして発散することができる。あまりに合理的なために冷たい印象を受けることもある。所有欲が非常に強いが、所有してしまったものには関心がなくなる。借金をしたりして、不安を抱えているときの方が活動的であり、満たされてしまうと怠惰になる。音楽ではテンポ・リズムに気が向きやすい。 6種は呼吸器が過敏または弱く、あごを突き出したり肩が前へ出て前屈みな姿勢が多い。すぐにハーハーと息切れがする。あごが尖っている、あるいはしゃくれていることが多い。三白眼で目玉の白眼が目立つ傾向がある。5種のように行動したいが、意識すればするほど肩に力が入り、ますます自分で思うような行動ができず(5種は肩に力が入ると行動できる)憂鬱になりやすく、熱い言葉を吐くことを好む。逆に本人にとって無意識的に、肩に力が入らない状態であっさりと行動してしまったりする。新鮮な環境を好み、非日常的な場面やイベント、たとえば引っ越しや転職、異常事態や祝祭空間で元気が出たり、他の体癖ではうろたえてしまうような混乱した状況下でむしろ冷静に行動できる。胸にロマンを秘めたタイプ。時に破滅的行動、殉教者的行動を取ることがあるが、行動力がやや乏しいために事を実現するためには他人の援助が必要である。5種が他人とワイワイ騒ぐのを好むのに対して、一人を好む。しかし何事にも他人の援助を必要とするため実際には孤立することは少ない。注意の集注欲求が強く、無意識のうちにヒステリーを起こし体調を崩して周囲の関心を引こうとする傾向があるが、その欲求を相手が認めることでサッと回復する。小さい音がしても勉強できない。非常に良く食べるが、食欲があるというよりも、食べないと体が持たないのではないかと言う不安から食べている場合が多く、この点で3種とは異なる。つねに情報過剰で進歩が速い今の時代は、6種体癖が適応しやすく数が増えつつあるという指摘がある。
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