前史・ラジオ放送とは? わかりやすく解説

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前史・ラジオ放送

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/12 21:08 UTC 版)

収録」の記事における「前史・ラジオ放送」の解説

ラジオ放送初期には、放送用録音媒体にはセルロース盤を用いていた。当時セルロース盤の再生時間片面最大約3分であったため、片面時間超える録音を行う場合は、2つ円盤録音機交互に切り替えて収録する方法がとられた。それでも放送時にシームレス再生することは困難だったため、音楽演芸文化講演といった長時間コンテンツスタジオからの生放送か、劇場からの生中継放送限られていた。玉音放送セルロース盤による収録放送である。 日本のラジオ放送においては1932年昭和7年11月22日午後4時20分からの、NHK東京放送局における「国際聯盟会議の経過」と題する佐藤尚武演説放送収録放送嚆矢である。これはジュネーブ発の国際放送写真化学研究所受信しながらセルロース盤に記録し、それを放送局運んで再生する、という段取りであったが、「成績余り芳しくなかった」としている。 その後収録によるラジオ放送本格化したことが公式に確認できる最初の例は1936年昭和11年10月29日特別番組海軍特別大演習観艦式模様」で、2つ中継現場のうち、神戸港沿岸からの様子録音放送した1938年昭和13年)には、NHK全体1年放送時間総計152,400時間59分のうち、10時17分で録音放送を行うに至っている。 東京放送局では、30分の継続録音見込まれていた鋼線磁気録音や、トーキー映画用いられる光学録音導入目指していたが、実現に至らなかった。日本では第二次世界大戦後1950年昭和25年)頃、音声磁気テープ実用化および放送現場への普及至った

※この「前史・ラジオ放送」の解説は、「収録」の解説の一部です。
「前史・ラジオ放送」を含む「収録」の記事については、「収録」の概要を参照ください。

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