分類体系構築の方法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 02:32 UTC 版)
PPG の設立は、2015年次世代シダ植物学会議 (2015 Next Generation Pteridology conference)を含む国際会議でのコンセプトの宣伝、アメリカシダ学会(American Fern Society; AFS)や国際シダ植物学会(International Association of Pteridologists; IAP)を含む学会ウェブサイトやメーリングリストへの投稿を通じて始まった。初期参加者の間で非公式な議論が繰り返された後、コミュニティの関与を強化し、議論を促進するためにメーリングリストが作られた。プロジェクトが進行するにつれコミュニティは拡大し、2016年にはPPG は94名のシダ植物学者からなる国際的なコミュニティとなった。本分類体系は、コミュニティ由来 (community-derived) で、過半数の支持を得たものである。 議論に参加する意思のある専門家からなる小委員会 (subcommittee) のメンバーによる最初の話し合い、小委員会による草案の作成、PPG コミュニティの全メンバーによる草案の議論、修正案の作成、そして正式投票 (formal vote) または賛成 (simple acclamation) による修正案の承認、という手順で行われた。最高次の分類群については、PPG 全体で対話が開始され、様々な選択肢の長短について議論した結果、綱と亜綱を用いる体系が認められることとなった。後に、主要な単系統群に適用される通俗名の決定も同様の手法で行われた。 目、亜目、科の決定について、初めに組織小委員会が最初の提案を作成した。この提案は、電子的にすべてのメンバーと共有され、アンケートを実施することで、その妥当性を評価し、さらなる議論が必要な分野を明らかにした。その結果を受けて、メンバー全員で議論を行い、その後意見が一致しない部分について代替案を提示した修正投票が作成され、全ての目、亜目、科で過半数の支持が得られた。上位分類が決まった後、PPG のメンバーに特定の単系統群の属の分類の検討が必要かをオンライン調査し、全会一致の合意が存在する場合、属の分類を検討した。注意を要すると判断されたクレードについては、その系統の専門家によって構成される小委員会が設置され、小委員会長のもと代替となる属の分類について議論し、合意を得て、PPG全体による承認を得るための提案を行った。綱、亜綱、目、亜目、科、属の体系が決まったのち、小委員会長は、各分類群について、以下の内容をまとめた。 学名の著者と原著文献 属の場合、タイプ種と基礎異名(バシオニム)および(該当する場合)レクトタイプの文献 分類群の範囲の概要を説明する簡潔な記載 単系統性についての簡潔な記載 含まれる分類群(シノニム)のリスト その分類群に属する種数ほか
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