出題編『ひぐらしのなく頃に』
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「ひぐらしのなく頃に」の記事における「出題編『ひぐらしのなく頃に』」の解説
鬼隠し編 この4年間に雛見沢で起こった不可解な連続未解決事件と、「鬼隠し」と呼ばれる謎の失踪事件についての噂を聞いた主人公前原圭一は、軽い興味から事件について調べようとするが、事件の存在自体を否定する仲間に対して疑念を抱き始める。そして、綿流しの日を境に圭一は命の危険を感じるようになる。圭一は自分の命を狙う竜宮レナと園崎魅音を殺害し逃亡を図るが、今年の犠牲者と同じく奇怪な死を遂げる。 綿流し編 圭一と魅音の双子の妹である園崎詩音は好奇心から、神社の祭具殿に忍び込む。村の禁忌に触れるその行為は、魅音の報復の対象となった。次々と失踪者が増える中、レナと圭一は殺人を繰り返す魅音を追い詰める。魅音は過去の連続怪死・失踪事件が園崎家の意向によるものであり、魅音自身も関わっていると告白する。その後、魅音はどこかへ逃亡したと思われたが、突如として圭一の前にあらわれ、圭一を刺してその後死を遂げる。圭一も一度は一命をとりとめるのだったが、数日後に突如として死んでしまう。 祟殺し編 圭一は家族のいない北条沙都子の力になりたいと兄妹のような関係を築いていった。しかし、その関係は沙都子の叔父が村に帰ってきたことにより終わってしまう。沙都子を叔父による虐待から救うため、そして元の日常を取り戻すために、圭一は叔父を殺害する。しかし、叔父の死体が消え、叔父殺害の事実が消えてしまう。そして、圭一の周りの人々が死にはじめ、古手梨花が殺害され、遂には村人すべてがガス災害の犠牲となる。一人生き残った圭一も数カ月後に死んでしまう。この災害は雛見沢大災害の名で世間に知られた。 暇潰し編 物語は昭和53年、雛見沢村で村を沈めるダム工事への反対運動が起きていたころに遡り、出産間近の妻を東京に残し、建設大臣の孫誘拐事件の捜査のため村に訪れた若手刑事、赤坂衛の視点で語られる。村で赤坂は一人の少女・古手梨花に出会う。村の三大勢力の一つ「古手家」の娘である彼女は、これから起こる連続怪死・失踪事件を全て予言し、赤坂に助けを求める。しかし、赤坂はその期待に応えられず、昭和58年6月の綿流しの後に梨花は殺害され、他の村人も災害の犠牲となる。赤坂は誰かが一連の事件の真相を暴いてくれることを願い、雛見沢での旧知である元刑事の大石蔵人と協力して、雛見沢大災害に関する本を出版する。
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