冥界編での主な登場人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/01 14:56 UTC 版)
「ディスコミュニケーション」の記事における「冥界編での主な登場人物」の解説
刺客の男女 狐の御面をかぶった謎の男女2人組。なぜか松笛を「この世界に存在してはならない人間」として、呪術で命を奪おうとしている。そのための力を召喚する性的秘法を深夜行っているところを戸川に目撃される。作中で名前が明かされることは無い。松笛にとって近しい人間?であることが示唆されている。松笛抹殺に失敗し夜明けとともに消え去る。 戸川 安里香(真) 早背田大学文学部1年(19)。冥界の主の示した、イレギュラーの存在である松笛が高校時代に戸川と出会っていない世界の戸川。蛇の介入によって松笛の記憶を喪失し、本来の戸川が持ち合わせている『人が人を好きになる理由の探求心』は持ち合わせていない。高校時代は女友達たちと青春を謳歌し、大学に進学する。サークル勧誘の場で松笛(真)と出会い、心の痛みから卒倒してしまう。戸川との最大の違いはかなり積極的であること。松笛(真)を追って入部したサークルで副部長から夢の探求を課題とされる。時折、本来の戸川と松笛を夢に見る。本来の世界の夢に関して何も気にしていなかったが、夢に悩む松笛(真)を見て冥界に行く。だが、冥界に赴く理由を持ち合わせていないため意識は目覚めなかった。『愛する者の死』を目の当たりにして呆然となった松笛(真)の涙で記憶を取り戻して目覚める。在学時は夢分析同好会所属、会計担当。卒業後はOLとなり、冥界からの帰還から5年後に松笛(真)と婚約する。 松笛(真)と結婚して主婦となり、二人の子供を産む。 松笛 たか臣(真) 本シリーズのもう一人の主人公。早背田大学法学部2年。(20)。蛇の介入で記憶を喪った戸川が出会ったもう1人の松笛。夢で見た本来の世界の松笛の記憶から歓喜天のオブジェを作る。性格は真面目で普通かつシャイで奥手。サークル勧誘の際に突然初対面である自分の名前をつぶやいて倒れた戸川が気になり、その後もなにかを抱え涙を見せる戸川が気になり、彼女を守りたいという気持ちで告白した。二人の交際は後輩の戸川が主導する形となっている。男女交際禁止の掟に背いて先輩たちから咎められ退会を覚悟するが、二人で見る夢の探求という課題を副部長から与えられる。夢の中で自分ではない自分と高校生活を送る戸川と、冥界で苦闘する松笛。戸川の影に会い悩むが、夢の謎を見届けるために冥界に行くことを決意。様々な誘惑や罠を退け、松笛とともに『運命の輪』にある戸川の心を救った。 実は多元世界であり、松笛(真)が高校生活を送る松笛と戸川を夢に見ているのに対し、松笛も松笛(真)と戸川の大学生活とその後二人が結婚して幸福な家庭を築く世界を夢に見ている。松笛のように特別な力は持ち合わせていないが、歓喜天の儀式を行ったり、インドラの矢を放ったりと随所で能力を発揮する。 大学卒業後は漫画雑誌『アクタヌーン』(株式会社講弾社)の編集者となった。担当漫画家は植千葉(作者)。同じ世界の戸川と結婚する。在学時は夢分析同好会に所属。 松笛の影(まつぶえのかげ) 元は松笛の宝物として引き出しに保管されていた奇妙なニワトリ。好奇心に負けた戸川がうっかり出してしまい妙な曲芸を披露するなどしていた。刺客に会うため廃工場に向かった戸川に同行し、松笛に窮地を知らせる。『眼』の攻撃で囚われた松笛の前で実体化する。学ラン姿が特徴。狐の面をしており、やがてそれは松笛の手を経て松笛(真)に渡るキーアイテム。喜怒哀楽が松笛より多彩な、ツッコミ役。 戸川の影(とがわのかげ) 第12話で戸川が産んだ卵から産まれた存在。制服姿が特徴。本来の戸川やもう1人の松笛をサポートする。性格は戸川に比べて知的かつ冷静で術の心得も持つ。妨害者との戦いで消滅したが、後に復活する。 副部長(ふくぶちょう) 女性。夢分析同好会の副部長。喫煙者。後に部長と結婚し1児を儲け、それを機に禁煙している(作中では煙草の代わりにキャンディーを舐めていた)。 部長(ぶちょう) 男性。夢分析同好会の部長。作中ではあまり出てこない。
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