再評価、ロングセラー化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 02:43 UTC 版)
「エドガー・ライス・バローズ」の記事における「再評価、ロングセラー化」の解説
1950年-1954年頃 作品のほとんどが絶版になった。 1955年 ファンタジー・プレス社のロイド・アーサー・エシュバッハが、埋もれていた作品群を偶然見つけ、2作(『失われた大陸』(The Lost Continent)と、『マン・イーター』(Man Eater 未訳))を独断でパンフレット版の形態で刊行。 1957年 ブラドフォード・M・デイが、上記2作をクロス装で刊行。タイトルは『失われた大陸とマン・イーター』。 1959年 ウィルマ・カンパニーが、『ファリスの店から来た娘』(The Girl from Farris's 未訳)を、ほとんど判読不能な小型本で刊行。 1962年 古書店経営者が、バローズの著作権が切れている事を確認、カナベラル・プレスの名で復刻を開始する。他社も参入し、ターザンの模倣作品まで発刊されるようになる。 ターザン・シリーズの第2次ブームが始まる。この年の売り上げは、1000万部に達したといわれている(アメリカ国内のみの数字。なお、これはペーパー・バックの総売り上げの1/30に相当する)。 1962年~1963年 訴訟や告訴の応酬が始まる。その後、協定が結ばれ、エース・ブックスがペルシダー・シリーズと金星シリーズ、バランタインは火星シリーズとターザン・シリーズ、カナベラル・プレスはその他すべての作品の権利(未刊行本を含む)を所有することになった。 未発表原稿が発見される(「野性のペルシダー」 (Savage Pellucidar) 、「金星の魔法使」 (The Wizard of Venus) 、「タンゴール再登場」。全て短編)。 1963年~1965年 未発表原稿が、順次カナベラル・プレスから刊行される。また、雑誌掲載されながら刊行されていなかった作品も単行本化。"Savage Pellucidar"(『ペルシダーに還る』)、1963年。 "Tales of the Three Planets" (『金星の魔法使』。「金星の魔法使」 (The Wizard of Venus) 、「タンゴール再登場」他を収録)、1964年。 "Tarzan and the Madman"(『ターザンと狂人』)、1964年。 "John Carter of Mars"(『火星の巨人ジョーグ』)、1964年。 "Tarzan and the Castaways"(『勝利者ターザン』)、1965年。 1967年 69冊目の単行本"I am a Barbarian"(『カリグラ帝の野蛮人』)が刊行される。 時期不明 遺稿"Tarzan : the Lost Adventure"(未訳)を、中堅作家ジョー・R・ランズデールが完成させる。 1960年代-1970年代 日本では、早川書房と東京創元社がバローズの作品を刊行した。
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