再評価と保全
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/26 08:52 UTC 版)
1990年代に金名川の護岸の荒廃が進行したために、広島県によって上流から護岸工事が開始された。一連の工事によって「金名の郷頭」も撤去され、鋼製の橋梁が掛けられる予定であった。しかし、直前の現地調査によってその文化財としての価値に気が付いた広島大学大学院教授らが、1998年に地元説明会を開催するなどの保存運動を展開したことで、地元の理解が深まり地元の意向が撤去から保存に傾いた。2001年、広島県は計画を変更。別の場所に橋を新設して「金名の郷頭」を保全することになった。鋼製の橋梁は「金名の郷頭」を避けて数メートル上流に設置され、「金名の郷頭」のすぐ西側には箱型のコンクリート製迂回水路(延べ40m)が埋設された。「金名の郷頭」の上には転落防止の手すりも備え付けられた。
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