文化財としての価値
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/07 02:00 UTC 版)
バットレスダムは、その希少性と土木史的観点から全てのダムにおいて土木学会による「選奨土木遺産」に指定された。特に丸沼ダムは、バットレスダムの中では日本で最も堤高が高く、幾度か修繕されてはいるものの、当初の意匠を尊重して行われて来た。こうした細心の管理を続けた結果、建設後70年以上を経ても当時の姿で稼動していることなどが評価され、2003年(平成15年)12月25日付けで「丸沼堰堤」として重要文化財(建造物)に指定された。 ダムが重要文化財に指定されたのは、広島県にある本庄ダム(二河川本川・呉市水道局)で既に前例があるが、発電用ダムが重要文化財に指定されたのは初めてである。日光市・中禅寺湖・戦場ヶ原と沼田市を結ぶ金精道路(国道120号)の側にあり、国道401号経由で尾瀬にも近い位置にある。ダム本体には立ち入ることができないが、すぐ横までは近づくことが可能である。
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