保有物件の保存に関する議論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 20:38 UTC 版)
「ケン・コーポレーション」の記事における「保有物件の保存に関する議論」の解説
2014年5月、2013年中に取得した旧「日東倉庫日本大通倉庫」(旧「三井物産横浜支店倉庫」、1910年竣工)および旧「三井物産横浜ビル」のうち、前者を解体する意向であることが横浜市に伝えられたが、これらの建物群に対する文化財としての価値を評価する立場から、解体すべきではないという声が挙がっている。 いずれも設計は遠藤於莵が行ったもので、まず倉庫の建設において鉄筋コンクリート造・煉瓦造・木造を用いたのち、ビルの建設において全面的に鉄筋コンクリート造を採用したものである。日本における鉄筋コンクリート造の成立過程を示すもの、さらには世界的にも最初期とされる鉄筋コンクリート造であることから、2014年7月には日本建築学会が横浜市と当社などに対して保存要望書を提出しているほか、市教委は市の文化財への指定を望んでいるとされる。 しかし、方針は変わらず同年11月より翌年にかけて解体されている。
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