円谷とゴジラ映画とは? わかりやすく解説

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円谷とゴジラ映画

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 08:32 UTC 版)

円谷英二」の記事における「円谷とゴジラ映画」の解説

別の部所録音係)から、円谷慕って円谷特殊技術研究所加わった有川貞昌は、円谷とともに切り金加工をして「東宝マーク」を作るなどの仕事しながら、「いつかはこの東宝撮影所に、特撮専用スタジオ設立させる」という夢を語り合ったという。そんな肩身の狭い思い強いられた円谷たち特技スタッフ苦労も、『ゴジラ』によって一気報われることとなる。『ゴジラ』おかげで円谷専用スタジオ任されスタッフ正当な報酬得られる身分になったのである一方で何かというと『ゴジラ』話題ばかり出されることを、円谷煙たがっていたという。『ゴジラ』以前に既に30年近い確固たる現場キャリア持ち様々な特撮銀幕描いてきた円谷にすれば当然であろう。 そんな東宝看板番組となったゴジラシリーズにしても円谷が最も気にかけていたのは「マンネリ化であった有川円谷一夫は、「オヤジ『ゴジラの逆襲』ですでにゴジラ描き切っていた」と述べているほどで[要出典]、新味無くなった『ゴジラ』飽きられることは、特撮映画全般制作にも影響が及ぶ。実際『キングコング対ゴジラ』以降円谷新怪獣造形に力を注ぎ、その描写ゴジラ上のカット費やしている。ついにゴジラ宇宙へ飛び出した『怪獣大戦争』で、ゴジラものの企画限界に来た感があり、実相寺昭雄本多猪四郎の言として「段々怪獣の数が増えて情けない」との当時円谷ボヤキ紹介している。特殊美術入江義夫は、円谷が「あまり怪獣もの続けてやるのはよくないと言っていたと証言しており、円谷怪獣ものは好きではないと思っていたという。 この『怪獣大戦争』での「ゴジラシェーにしても、このアイディア柴山撮影所長(当時)が提案した際には円谷は早速これを採り入れていて、「お客さんが喜ぶ面白アイディア入れることが出来て本当に良かった」とコメントしている。有川によると『南海の大決闘』でのゴジラエビラ岩石バレーボールや、加山雄三物真似であるとかいったものも、そういった流れ一つである。円谷してみればこうした観客サービスファン思惑とは別次元の、娯楽映画一環として自然なものだった考えられる。そして、この『南海の大決闘』から、円谷ゴジラシリーズ特撮演出後進有川任せ自身他作品ウェイト移しているのである

※この「円谷とゴジラ映画」の解説は、「円谷英二」の解説の一部です。
「円谷とゴジラ映画」を含む「円谷英二」の記事については、「円谷英二」の概要を参照ください。

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