円谷プロダクション時代
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円谷プロに企画書を持ち込むようになったのは、かつて『快獣ブースカ』がデビューのきっかけとなった脚本家市川森一のバイタリティを見習ったとのことである。その後、円谷皐から「社員にならないか」と誘われ、二つ返事で入社を決めたという。 1993年にTBSで放送がスタートした『電光超人グリッドマン』の12話「怪盗マティにご用心!?」(監督:小中和哉)で脚本デビューする。 その後、日本テレビで放送された60分スペシャル『ウルトラセブン 太陽エネルギー作戦』『ウルトラセブン 地球星人の大地』、日本テレビの深夜枠で放送された『ムーンスパイラル』の企画や脚本を担当する。『ウルトラマン80』以来16年ぶりとなるテレビでのウルトラシリーズの企画の担当となり、『世界初ウルトラマン』(のちの『ウルトラマンティガ』)を書き上げる。その第1話「光を継ぐもの」からメインライターの一人として活躍する。 『ティガ』のヒットを受けて作られた『ウルトラマンダイナ』『ウルトラマンガイア』『ウルトラマンコスモス』『平成ウルトラセブン』『ウルトラマンネオス』と、平成ウルトラマンのメインライターの一人として関わっていく。 当時の円谷一夫社長の指名で、『ウルトラマンダイナ』第46話では、ヒラオテルヒサを演じている。その後、円谷プロ芸能部にも在籍するようになり、俳優としても活動を再開。連続テレビ小説『すずらん』や『ニコニコ日記』『アイドル刑事S』『ブースカ! ブースカ!!』『はみだし刑事情熱系』等多数に出演している。 『魔神騎士ジャック☆ガイスト』のシリーズ構成・脚本から、円谷プロ外部の仕事も受けるようになる。なお、ジャックガイストはベッキーの主演デビュー作で、看護婦長役で女装した右田が共演している。 河崎実監督から『まいっちんぐマチコ先生』(TMC製作)の脚本と山形先生役の出演オファーを受ける。この作品から、河崎・右田の監督脚本コンビが始まっていく。 円谷プロ在籍時は会報円谷プロファンクラブの編集や円谷皐パーソナリティーのラジオ番組『こちらタンポポ放送局で〜す』の構成・演出、イベント『ウルトラマンフェスティバル』の企画、サントリーホールで開催された冬木透指揮によるウルトラマンシンフォニーコンサートの構成台本等も手がけている。
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