共和党と民主党に対する見解
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 02:20 UTC 版)
「タッカー・カールソン」の記事における「共和党と民主党に対する見解」の解説
カールソンは2004年の選挙で投票しなかった。イラク戦争に対する嫌悪感、かつては小さな政府を標榜した共和党に対する幻滅、ジョージ・W・ブッシュ大統領と彼に同調的な保守派に対する失望を理由に挙げた。 「あなたが何を以って保守派とするかはわかりかねるが、少なくとも現在の言葉の定義に従えば、私は大してリベラル的ではない。たとえば、私は妊娠中絶に大反対だ。妊娠中絶は恐ろしく残酷だと思う。私はアファーマティブ・アクションは間違いだと思う。私は移民の流入を劇的に抑制したい。シートベルト着用義務やタバコの禁止などといった子守国家的な規制は大嫌いだ。大きな政府を支持しない。アメリカは外国への介入に慎重であるべきだ。私が思うに、これらは保守的な衝動だろう。そういうわけで、私の基準に鑑みればブッシュは大して保守的ではない」 カールソンは2008年の大統領候補ジョン・マケインが十分な政治信条を持っていないと『Salon』に対して次のように批判した。 「マケインは好きだったよ。大統領選では喜んで彼に投票しただろう。でもそれは彼が掲げる政策への賛同からではない。私はマケインの政策について強い感情を抱くほど真剣に考えたことはない。私が思うに、マケインは強い信条を持ち合わせていない。彼の思想に対する興味はジョージ・W・ブッシュのそれと同程度だ。マケインは知的でないし、強いイデオロギーを全く持っていない。彼はリベラル共和党員にはなったが、それは他の共和党員に腹が立っていたからで、別に彼が思想的にリベラルだからではない」 2019年1月、カールソンはミット・ロムニーが『ワシントン・ポスト』紙に寄せたop-edを取り上げ、ロムニーがこれを「共和党主流派」の世界観と表現し、大多数の民主党員の支持を得たと主張する「金融ベースの経済と国際協調主義外交政策に対する揺るぎない支援」を批判した。カールソンは都心部の没落の原因として、保守派が引き合いに出した「貧困の文化」が原因の全てではないとし、その証拠として、文化的や人口統計学的な違いにも関わらず都心部と農村部に降りかかった経済問題と社会問題の類似点を挙げた。 「(両党とも)明確な点を見逃している。それは文化と経済は相互に絡み合い、不可分であるという点だ。確固とした経済システムは集団を栄させ、栄えた集団が市場経済を回すのだ」 カールソンはワシントンD.C.の民主党の正規会員である。2017年にカールソンは、会員登録の理由は地区における市長選の投票権を得るためであり、「理想主義者よりも、より腐敗した候補者に毎回投票ている」と述べている。
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