共和党の「ライジングスター」
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「リック・サントラム」の記事における「共和党の「ライジングスター」」の解説
2001年にジョージ・ブッシュが大統領に就任すると、上院共和党のナンバー3にあたる上院共和党会議議長に42歳で就任。ブッシュの側近として政権の多くの政策に賛成票を投じた。共和党の中でも特に保守的であり、妊娠中絶や同性婚に反対しており、同性婚を禁止するための憲法修正案を提出した。やがて保守派のホープとして、ジョージ・アレンらと並んで2008年大統領選挙における共和党の有力候補とも目されるようになっていった。 だがそうした保守的な言動ゆえ、共和党への逆風下で行われた2006年上院選では当初から3選が危ぶまれていた。ペンシルベニア州は過去2回の大統領選でも最後まで大接戦が演じられており、有権者の中道志向が極めて高い。そのため、彼のような旗幟を鮮明にした保守派は苦しい立場にある。一時は民主党の対立候補ボブ・ケイシー・ジュニア(英語版)に20ポイント以上の差を付けられ、8月には巻き返して6ポイントまで差を縮めたが、最終的には落選してしまった。この選挙ではアレンも失言問題が原因で落選しており、共和党にとっては痛手だった。落選後に2008年アメリカ合衆国大統領選挙への出馬を否定。予備選では、ミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事を支持していた。また、2010年に予定されているペンシルベニア州の知事選に立候補するとの憶測もささやかれていたが、結局出馬せずトム・コーベット州司法長官を推薦した。コーベットはその後当選した。
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