公園全体の再整備事業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 16:40 UTC 版)
「グランモール公園」の記事における「公園全体の再整備事業」の解説
1991年(平成3年)の一部開園より20年以上が経過して公園設備の老朽化に加え、周辺の開発が進み利用環境も変わってきていることから街の中で一体的な活用ができるよう、より魅力のある公園を目指して全体の再整備(リニューアル)が実施されている。 具体的には、当公園におけるこれまでの水や緑(木々)のイメージを継承し、安全や永続性に配慮しつつミスト・噴水・水盤など水の様々な形態での活用、樹木の増加や草花を導入して効果的に配置した上で屋上緑化など周辺施設も巻き込んで緑を創出する。また、環境に配慮して再生可能エネルギーや最新技術を導入した照明等により光の空間の効果的な創出を目指す。さらに、周辺施設と一体的に利用できる賑わいスペースやイベントにも対応できる広場を確保し、ベンチなどの設備デザインとモニュメンタルな要素により個性を演出しつつ、各エリアの中心軸を繋ぐ波紋パターンの舗装などデザインの統一を図ることで、公園全体での一体感を演出するとしている。 横浜市では2013年(平成25年)度〜2014年(平成26年)度に再整備設計案を作成し、それを基に2015年(平成27年)度〜2016年(平成28年)度にかけて再整備工事が実施された。 再整備工事期間 第一期区間(工期:2015年5月〜2016年3月)美術の広場 第二期区間(工期:2016年5月〜2017年1月)ヨーヨー広場〜グランモール橋 桟橋の広場〜眺めの広場(みなとみらいグランドセントラルタワー前〜横浜アイマークプレイス前) 第三期区間(工期:2017年11月〜2018年3月頃を予定していたが未実施)円形広場など なお、当公園は2017年(平成29年)3月〜6月に開催される第33回全国都市緑化よこはまフェア「みなとガーデン」会場の一つとなっていたことから、2015年(平成27年)4月に公表された当公園の再整備実施設計内のスケジュールによると、2016年(平成28年)度中に大部分(第二期区間)の整備を進めるものの、2017年(平成29年)には緑化フェアおよびヨコハマトリエンナーレの準備と開催でしばらく工事を中断し、これらのイベントが終了した同年11月頃〜2018年(平成30年)3月頃にかけて円形広場など一部箇所のリニューアル工事を実施、翌4月に全面リニューアルオープンする計画となっていた。しかし、実際には円形広場などのリニューアルは実施されず(補修など些細な更新に留まる)、第二期区間の整備を終えた2016年度中を以て今回の再整備事業は終了している。 上記の再整備に対して、「土木学会デザイン賞 2018」の奨励賞および「第5回美し国づくり大賞」の大賞を受賞している。
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