公園使用を巡るトラブル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 15:19 UTC 版)
「京都朝鮮第一初級学校」の記事における「公園使用を巡るトラブル」の解説
詳細は「京都朝鮮学校公園占用抗議事件」を参照 勧進橋町に校舎を移転させた際に自前の運動場を確保できなかったことから、隣接する勧進橋児童公園の一部を学校の運動場として無許可で使用していた。ところが2009年(平成21年)2月、阪神高速道路の延伸工事に伴い運動場部分との区切りに使われていた金網が撤去されたのを機に、近隣住民からの苦情が行政に寄せられるようになった。 そのため京都市は、許可を得ずに工作物を設置することは都市公園法に違反するとして公園内のサッカーゴールと朝礼台を撤去するよう指導し、学校側も最終的にこれに応じた。また元校長が都市公園法違反の罪で罰金10万円の有罪判決を受けた。 この問題に関して「在日特権を許さない市民の会」(在特会)を始めとする右派系市民団体のメンバーらが2009年(平成21年)12月4日に校門前で抗議街宣を行い、「ろくでなしの朝鮮学校を日本から叩き出せ。なめとったらあかんぞ。叩き出せ」「日本から出て行け。何が子供じゃ、こんなもん、お前、スパイの子供やないか」「約束というものは人間同士がするものなんですよ。人間と朝鮮人では約束は成立しません」などと怒号を上げ、朝礼台を門扉に打ちつけ、サッカーゴールを横倒しにするなどの騒ぎを起こした。 これに対して学校側は街宣等差止めの仮処分を得るとともに、街宣・デモ参加者の一部を被告とする損害賠償請求訴訟を京都地裁に提起、街宣禁止及び賠償命令の判決が出た。また街宣参加者を刑事告訴し、これに基づいて在特会副会長ら4名が逮捕・起訴され、侮辱罪・威力業務妨害罪などで懲役1年~2年・執行猶予4年の有罪判決を受けている。
※この「公園使用を巡るトラブル」の解説は、「京都朝鮮第一初級学校」の解説の一部です。
「公園使用を巡るトラブル」を含む「京都朝鮮第一初級学校」の記事については、「京都朝鮮第一初級学校」の概要を参照ください。
- 公園使用を巡るトラブルのページへのリンク