全身性の発疹とは? わかりやすく解説

全身性の発疹

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/04/07 14:28 UTC 版)

発熱発疹起こす病気の一覧」の記事における「全身性の発疹」の解説

紅斑平坦な、またはわずかに盛り上がった紅い発疹)が主体のもの麻疹:3~4日間の発熱・咳・鼻汁のあと、顔・胴体から手足向かって発疹広がっていく。 修飾麻疹ワクチン接種後、または乳児麻疹麻疹より症状が軽い。発熱同時に発疹が出ることもある。 風疹発熱発疹出現はほぼ同時。咳・鼻汁はあっても軽い。首の後ろリンパ節腫れるのが特徴突発性発疹:3~4日間の高熱解熱したあと全身発疹出現する。咳・鼻汁下痢などが見られることもあるが軽い。 川崎病5日上続発熱眼球結膜いわゆる白目」)の充血、唇や舌の発赤手・足発赤腫れ、首のリンパ節腫脹(痛い)、発疹胴体陰部に多いが手足にも)の6症状のうち5症状以上。 多形性滲出性紅斑発熱がないことも多い。全身順次波紋のように徐々に広がる紅斑出現最初にできたところから治ってくるので、紅斑中心から白くなるウイルス一部食物に対してアレルギーで起こる。 日本紅斑熱ツツガムシ病発疹チフスリケッチアという細菌をもったダニ刺されてから潜伏期間1~2週間をおいて急に発疹発熱生じる。刺し口と血清抗体診断ポイントである。 丘疹盛り上がった小さな発疹紅いことも紅くないこともある。「ぶつぶつ」している)または小水疱小さな水ぶくれ」)が主体のもの水痘:「水ぼうそう」のこと。発熱・咳に続いて全身丘疹出現丘疹小水疱痂皮かさぶた)の順に順次変化していく。頭皮にも出現するのが特徴紫斑(ほぼ平坦な暗赤色、紫、黒褐色発疹透明なガラス板などで圧迫しても、色がひかない皮下の出血による)が主体のもの溶血性尿毒症症候群腸管出血性大腸菌O157など)感染症重篤合併症血栓性血小板減少性紫斑病単独で起こる病気では通常なく、他の重症病気経過中に発症する特発性血小板減少性紫斑病急性増悪特発性血小板減少性紫斑病ITP)の経過中、かぜなどの発熱の際に急激に血小板数減少して紫斑出現することがある感染契機発症したITP場合発疹を伴う発熱性病気見えことがある血管性紫斑病血管性紫斑病自体発熱するわけではないが、発熱性感染症契機発症再燃することがしばしばある。

※この「全身性の発疹」の解説は、「発熱と発疹を起こす病気の一覧」の解説の一部です。
「全身性の発疹」を含む「発熱と発疹を起こす病気の一覧」の記事については、「発熱と発疹を起こす病気の一覧」の概要を参照ください。

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